今日、お別れのお手伝いをした、コーギーの『ベンちゃん』。
若いご夫妻が寝ずの看病の末、12歳の生涯を閉じられました。
奥様が独身時代から一緒にいたワンちゃんで、お二人の悲しみの
深さは傍で見ていてもヒシヒシと伝わってきます。
そこにベンちゃんが生前かかりつけだった市内の動物病院の先生が
お花を抱えて来園されました。
ベンちゃんが旅立たれた事を聞いて、診療の合間を縫って
お別れに駆けつけてくれたのです。
そして、お骨上げにまで立ち会ってくださいました。
眼に薄っすらと涙を浮かべて、ベンちゃんの思い出を語り合いながら・・・。
ご家族の感激の程は言うまでもありませんが、正直なところ
私もとても感動しました。
この仔は、本当に優しい人達に見守られながら一生の最期の時を
迎えられたんだな・・・ベンちゃんの安らかなお顔がそれを物語っています。
「動物が嫌いな獣医さんはいない」どこかで聞いた記憶があります。
しかし、今日のこの先生の行為はなかなか出来ない事です。
ペットのお医者さんと、ペットの葬儀屋さん・・・
立場は全く違えども、動物を大切に思う気持ち。ペットを大切にしている人を
思いやる気持ちは一緒です。
今日は本当に勉強させて頂きました。
私も心を新たに「また頑張るぞー!」と心に誓った1日でした。