「ペットメモリアルあさひ」徒然日記

ペットメモリアルあさひの日常や
管理人の想いなど、『徒然』に
綴っております。
どうぞお立ち寄り下さい。

私達にできる事

2009-08-06 18:43:54 | インポート

昨日のNHK『クローズアップ現代』

ご覧になった方も多いかと思います。

私、おもわず画面をにらんで唸ってしまいました。

妻は・・・直視できませんでした。

画面に映し出されたのは、悪質なブリーダーと称する繁殖業者。

劣悪な環境の下に飼育されている、正視に堪えない悲惨なワンコ達の姿・・・

実は、ペットの価格が下落して、廃業に追い込まれる業者も出てきているとの事。

コストを下げる為に、ご飯をあげない・病気の予防はしない・病気になったら

廃棄処分・・・

だいたいが、『ペットブーム』なる言葉自体がおかしいと思いません?

安直に、お金になると参入してくる悪質な業者を生み出すのは、消費者の側にも

問題があります。すぐにブームに踊らされる、我々日本人の悪いところでしょう。

番組では動物愛護法の日本とイギリスの違いも指摘し、

日本の動物愛護法の不備も指摘しておりました。

以下は私見ですが、日本は元々農耕民族、対して欧米は狩猟民族と称されます。

欧米人は、元来獣肉を好み、上流階級ともなるとファッションで毛皮をまとい、

スポーツとしてハンティングや、闘犬・闘牛を楽しむ等、動物を殺生する事に

おいては日本人の比ではなかったかと思います。鯨にしたって、欧米人が

ランプのオイルを採る為に乱獲した結果が、今日希少生物にまでおとしめて

しまったのだと思います。彼らに「鯨を食べるなんて野蛮だ!」などと言われる

筋合いはありません。

しかしながら、彼らは動物を必要以上に殺生してきた歴史があるからこそ逆に、

現代においては『命の尊さ』『人間が守らなければいけないモラル』というものを

日本人以上に理解し、大切にしているのではないでしょうか?

あー興奮してしまった!

番組の最後に「熊本市動物愛護センター」の取り組みが紹介されていました。

「飼い犬を処分したい」という飼い主には懇々と諭して思いとどまらせ、

それでもどうしてもという飼い主には殺処分の現場に立ち会わせるといった

思い切った事までして、1年間の殺処分件数を10分の1にまで減少させた

そうです。お見事!

私の仕事は、ペットの葬祭業です。

私ごときがブログでギャァギャァわめいたところで何が変わるわけでもありません。

でも、大切なパートナーとのお別れの時、ご家族と様々なお話をさせていただき

ながら、そのご家族が、『この仔と一緒の時を過ごせて良かった』『この仔の最後に

立ち会う事が出来て良かった』と思っていただける事が、ささやかではありますが

私にできる事と思っております。

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【まぁ 頑張りたまえ・・byハッチ】