ラストクライム
4月22日(水) --- Day08
オートルート第五日目 ビニエット小屋 ⇒ イタリア・クールマイユール
<最後のひと登りの前に・・・・>
アンドレが氷の宮殿へ連れて行ってくれた。
クレバスというか、大きな氷河の割れ目。
ザイルを使ってよじ登り入ってみるとそこには真っ青な氷の宮殿が。。。
カオルのちっちゃいデジカメじゃ伝えきれないきれいな青い氷の宮殿。
迫力があり、きれいだった。
8:15 ラスト・クライミングアップ、スタート。
まだこの時間は雪も固くクランポンも装着して登る。
昨日みたいに歩いてる最中に外れてしまうなんてことにはならないように。
9:10 最初の休憩、2585メートル。
今日も天気が良くて暖かく雪が緩んできたのでクランポンは外す。
さあ、これで本当に、本当に最後の登り1時間だ。
10:15 スイスとイタリアの国境に到着。
この国境こそが本日の最高到達地点2820メートル。
しばしご歓談。
<スイスとイタリアの国境2820メートル。王様(仮名)の乗っている石印が国境を示している>
10:30 スキースタート。
氷河の大滑降を進めていくと徐々に沢の様に先細くなり、いつしか谷間を滑るようになる。
今日はツリーランがあるとアンドレが言っていた。
カオル、ツリーランは大好物です!
ぜってぇ忘れない
4月22日(水) --- Day08
オートルート第五日目 ビニエット小屋 ⇒ イタリア・クールマイユール
<ビンディングはノーモンダイ、大丈夫、大丈夫>
7:00 スキースタート。
ここから約16kmのオッテマ氷河を滑り始める。
アレレ?S.J.氏(仮名)が来ないよ!?トラブル発生か??不安がよぎる。
いやいやなんでもなさそう、大丈夫、大丈夫。
オッテマ氷河はかなりの緩斜面だ。
昨晩塗ったワックスの威力もいまいちで苦戦を強いられる。
ストックもリングがないから満足に漕げないし体力が吸い取られる。
でもねーこの景色すげー
何回も、何回も、この景色ぜってー忘れねーってつぶやきながら滑ってた。
ぜってー忘れねーよ、この景色。
S.J.氏(仮名)がカメラ、ビデオで撮影してくれる、雑誌になるの楽しみだね。
しかしこのロングランもすごいよ、そして誰もいねー
この16kmのオッテマ氷河がカオルたちだけの貸切になっている。
すげー、ぜってーわすれねーよ、このラン、この景色。
7:30 2670メートル
7:34 2550メートル
8:10 2295メートル
ここでスキーは一度おしまいに。
シールを着けて、いよいよこのツアーの、オートルートでのラストの登りが始まる。