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柴田恭兵さんのことを書いたら、このドラマを取り上げないわけにはいかないでしょう。
「俺天」こと「俺たちは天使だ!」
恭兵さんは今でも活躍されている息の長い俳優さんですが、数ある代表作の中でも私はダーツ役がいちばん好きです。
そして、「太陽にほえろ!」好きにとっては、スタッフ・キャストがほぼ被っていることで
愛着をもたずにはいられないドラマです。
麻生探偵事務所のCAP(沖雅也)=スコッチ
藤波弁護士(小野寺昭)=殿下
新妻署桂刑事(勝野洋)=テキサス
マンションの管理人・原田(下川辰平)=長さん
藤波さんの助手・久美(長谷直美)=早瀬婦警のちマミー
新妻署金沢刑事(三景啓司)=ドックの弟・進
新妻署神保刑事(横谷雄二)=吉野巡査
そして、JUN(神田正輝)がこのあとドックとして太陽に加わります。
あの秀逸なオープニングのクレジットにも、太陽でおなじみのスタッフの方々が名を連ねています。
クールな役柄が多かった沖雅也さんの素に一番近かったのが、このCAP役だったそうですね。
見た目はクールで二枚目なのに、お人好しでチャーミングなCAPは本当にハマリ役でした。
なにしろ、楽しそうに活き活きとしています。
はじけっぷりが目を引くのが、長さんこと下川辰平による管理人さん。
衣装も派手で可愛らしく、ステップを踏みながら駐車場の掃除などをする姿に、最初は度肝をぬかれました。
下川さんもきっとお好きなんでしょう。
ストーリーは、あくまでシンプル。
依頼を受けた探偵たちが、一獲千金を狙いながらもけっきょくお金をつかみ損ねてがっかり。
「俺たちは天使だ!」と声をそろえてエンディングというワンパターンなもの。
それでも当時も今もこんなに楽しんで観られるのは、役者さんたちの息の合ったやりとり、
軽妙なアクション、軽快な音楽…毎回明るく楽しく面白いがつまっているから。
とにかく全員が「面白い」を追求していて、そのためなら何でもする!という心意気を感じます。
かといって身内受けにならず、お涙頂戴要素もなく、ある意味ドライで風のように吹き抜けていく感じが心地よいです。
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これだけ美形揃いなのに、そこに頓着しない潔さが素晴らしいし、それでもやっぱりみんなこんなにチャーミング。