太陽LOG

「太陽にほえろ!」で育ち、卒業してから数十年…大人になった今、改めて向き合う「太陽」と昭和のドラマ

#550 俺はプロだ!

2019年02月24日 | 太陽にほえろ!


建設会社の社長が趣味のバードウォッチング中に車にはねられて死亡した。
その社長は、早田代議士の土地売買の汚職事件で検察側の証人になる予定だった。

少し前にも証人になるはずだった人物が謎の死を遂げており、一係では早田が二つの事件の背後にいると
考え、もう一人の証人・木崎の身辺警護を申し出たが、木崎はすでにボディーガードを何名も雇い
入院という形で身を隠していた。

そんなとき、若い時に海外に渡り傭兵として生きてきたというジミー森本(長塚京三)が帰国するという情報が入る。


#539『襲撃』に続く、トシさん(地井武男)のアクション編。
放映当時は、「おじさんなのに頑張ってる~」などと思ってみていたものですが、
よく考えたらこのころ地井さんは40代に入ったところ。

ゴリさんが亡くなる直前までハードなアクションをしていたことを思えば、
トシさんだってまだまだ若いもんには負けないですよね。

さて、帰国した森本を尾行していたドック(神田正輝)とラガー(渡辺徹)は、こともあろうに森本本人に
道を聞かれ、彼の宿泊先が新宿のNEW CITY HOTELであることを掴む。
(今さらですが、このホテル犯罪に絡みすぎでは…)

ホテルで森本の部屋の一つ上の階の窓から、入院中の木崎を狙撃できるか検証するトシさんとドック。
「ドックだったら狙撃の成功率はどのくらいだ?」
「え?」と戸惑いながらもドックはルームキーをライフルに見立て構えてみる。

それなりに決まってる…ルームキーだけど。

私もなんでドックに聞くの?と思いました。射撃が得意とはいえライフル撃ってるところなんて見たことないし。
むしろトシさんの方がイメージあるんですが。
ドックも「50%ってとこでしょうか」と冷静な答え。

トシさんは、五分五分ならホテルからの狙撃はない。プロなら確実な場所を選ぶと推理しますが、
いや、50%って言ってるのはあくまでドックですから。

やけにトシさんの信頼が厚いドック。

その後、銃の売人を締め上げ、森本にスコープ付きの狙撃銃を売ったことを吐かせたトシさん。
戦利品を持って一係へ。

今度は本物を構えてみるドック。銃の扱いが手慣れていて、オートマチックだけじゃないのねとちょっと見直しました。


山さん(露口茂)とライフルというレアなカット。
山さんも試しに構えていたシーンがあったような気がしたのですが、記憶違いだったようです。
でも、トシさんとドックが出て行ったあと絶対ちょっと構えてみていると思う…。

ホテルで江の島のパンフレットを見ていた森本が、試し撃ちに選ぶのは江の島に違いないと車を走らせるトシさんたち。
案の定、揺れる小舟の上から岩場に置いたぬいぐるみを撃った森本を発見したトシさんは、森本に狙撃され肩を負傷してしまう。

恐怖に駆られ一度は証言台に立つことを拒んだ木崎をマミー(長谷直美)が説得し、いよいよ公判の日を迎える。
早田の運転手を尾行していたラガーは、彼が財界の黒幕といわれる森川と密会しているところを目撃する。

木崎の車をガードしながら裁判所に向かう一行。しかし、狙撃がしやすいと思われた場所を通過しても何も起きなかったことを
無線で知ったトシさんは、森本の狙いは木崎ではなく早田ではないかと推理し病院を抜け出す。
一連の事件を仕組んだのは早田ではなく森川だったのだ。

トシさんの推理通り、森本は羽田から裁判所に向かう早田を京浜運河から狙撃しようとしていた。


間一髪、ボートの上から森本の肩を撃ち抜き狙撃を阻止したトシさん。
一瞬の隙をついてオートマチック拳銃を取り出した森本を蹴り倒し、手錠をかける。
「どうして早田が狙いだとわかったんだ」
「なめるな、ジミー森本!お前が殺しのプロなら、俺はデカのプロだ!」

かーっこええ!!


【ちいちい前夜】
いかにもプロフェッショナルな刑事のトシさんですが、演じる地井さんは多分に三枚目の要素のある親しみやすいお人柄だった
ようですね。のちに“ちいちい”と呼ばれ旅番組などでも活躍されますが、この当時はそんな素顔を隠し?二枚目を演じておられました。
地井さんもまたプロの役者ですね。

「大都会 闘いの日々」#24 急行十和田2号

2019年02月17日 | 刑事・探偵モノ


新米記者の九条(神田正輝)にそろそろ一本立ちの機会を与えようと、
キャップのバクさん(石原裕次郎)は少女売春の実態を取材し連載記事を書くよう命じる。

暴力団の息のかかった東金商事に、水商売や芸者として売り飛ばすために少女を騙して連れてくる役目のスケコマシを
紹介してくれと直球取材する九条。
呆れつつも四課の丸山刑事(高品格)の口利きならと、新宿のイナケンこと稲田健一(川谷拓三)を紹介された九条は
さっそく彼に会いに行く。




新聞記者から取材を申し込まれ、戸惑いつつも顔を出さない約束で応じるイナケン。
九条から乞われ上野駅で少女たちに声をかけるところを見せるが、その日はことごとく不発に終わる。
彼が気に入っているのは青森発急行十和田2号。
その乗客でイナケンが簡単に騙せたという少女の話を聞いた九条は、彼女に会わせてくれと頼みこむ。

元々どこか人のよさそうなイナケンですが、若い記者が自分を頼り記事にしようとしているのをどこか喜んでいるようす。
喫茶店で最初に会った時、生クリームたっぷりのいちごアラモード?を食べるイナケンに対し九条はコーヒーゼリーでしたが、
次に行った時にはイナケンと同じものを食べていました。

彼女に会わせてくれと言われ当初の話と違うと断るイナケンですが、九条が自分の飲みかけの水を頓着なく飲み干すのを見て
思わず尋ねる。
「にいちゃん、あんた人間の種類にはあんましこだわらないタチなの? 堅気じゃないモンに対してもさ」

「わかんないです」
ぼそっと答え黙々と弁当を食べる九条を見てイナケンは態度を軟化し、彼女に自分の正体を明かさぬ条件で会わせてくれる。
人たらしで海千山千のスケコマシを、記者になりたての愚直な若者がたらしこんだ瞬間ですw

このあたりの空気感は、キャスティングの勝利と言えるかもしれません。
憎めないスケコマシに拓ぼんこと川谷拓三さんはぴったりですし、九条の堅さとまっすぐな感じは
不慣れな神田さんが無我夢中でやっているからこそ説得力があると思います。

そして、九条の前に現れた初代(坂口良子)。

か、かわいい…!

可憐な初代の気の毒な生い立ちと、騙されているのも知らずイナケンへの信頼と感謝の気持ちを聞くうちに、
そんな彼女を売ろうとしているヤクザに怒りを抑えられない九条。



「悩むなとは言わん、怒るのも結構。だがな、ブンヤってのはその怒りを記事に書くんだ。
それが俺たちの正義感ってもんじゃないの?違う?」
ボス、いやキャップの言葉は厳しくも温かく、新米記者の胸に刻み込まれます。
昭和の職場では、だいじなことはすべて屋上で学んだのでしょうか。


いよいよ伊香保温泉に芸者として売られていく初代。
出発の前の晩、初代が作った焼きそばを食べるイナケンが、畳にこばした麺を取ろうと屈んだときに見えた初代の脚に
発情して襲いかかる場面の目の表情が巧いです。いつもは丁寧な口調なのが急にぞんざいになって、ふだんとは違う
イナケンの一面が垣間見られました。

翌日上野駅で初代に弁当を買ってやり伊香保まで送っていく途中で、だんだんと初代に情が移っていくイナケン。
冬から編んでいた靴下を夏になった今くれる初代。お守りをくれる初代。
大切にしている金魚と鉢植えの世話を頼み、自分をお兄ちゃんができたみたいだと言ってくれた初代。



おそらく家族との縁も薄く生きているであろうイナケンにとっても、自分を信じ頼ってくれる初代は妹のように可愛かったのでしょう。
伊香保に着き、改札の外で迎えのヤクザの姿を見たイナケンは、ついに自分の正体を明かし、初代に逃げるよう告げる。
驚きショックを受けながらも一緒に逃げてとすがる初代を、イナケンは東京で合流すると約束しヤクザから逃がす。

初代を逃がしたことがバレて、イナケンは組織から追われ暴行を受けた挙句、刺されて死んでしまう。
イナケンに言われ九条に電話してくる初代。たぶん自分が行けない可能性が高いと覚悟し、九条に託したイナケン。
友情とまではいかなくても、このふたりのあいだにも何らかの情のつながりができていたんでしょうね。



身よりもなく、東京でひとりぼっちの初代を不憫に思い、とりあえず今夜は自分のところで面倒をみようと
妹の恵子に電話をする黒さん(渡哲也)。
このときの黒さんが、ぶっきらぼうながら優しさがにじみ出ていて大好きです。
恵子の声は聞こえないんだけど、電話のむこうの様子が目に浮かぶようで、渡さん巧いよなあと思います。

そして、実はバクさんも奥さんに初代の面倒を頼んでいた!
黒さんが恵子に頼むのを聞き、奥さんに「やっぱさっきの話はなし」と断るバクさん。
面倒見の良さが嘘っぽく見えない、裕次郎さんと渡さんの説得力。さすがです。


「大都会」はレギュラー陣の豪華さが、あらためて観るととんでもなく贅沢ですが、
ゲストも毎回素晴らしいです。
特に今回の川谷拓三や坂口良子は、このふたりがいたからこその物語になったと思います。

描かれていないイナケンの生い立ちにまでも思いを馳せてしまう拓ぼんのお芝居は、
45分のドラマとは思えない深みと余韻を残してくれました。
おふたりとも50代の若さで亡くなってしまったのが本当に惜しまれます。


【本日の衝撃】

徹夜で記事を書き上げる九条。彼のモノローグで本編が終わるのですが、記事を読んでいる態で語られているとはいえ
けっこうな棒読みで驚きます。

しかし、そんなことを吹き飛ばす衝撃がイナケンが23歳だったということ。
当時拓ぼんは30代半ばだったはず。実年齢でよかったんじゃないか?

23歳といえば九条と同年くらいですよね。いやいやいや、見えない見えない。

昭和の刑事ドラマなどでは、たびたび容疑者や被害者が見た目よりも若い設定で驚かされますが、
なかでもイナケンはダントツでした。


「大都会PARTⅡ」#48 狙われた刑事

2019年02月09日 | 刑事・探偵モノ


元ヤクザの松下に呼び出されて高架下に会いに行った徳吉(松田優作)は、後ろから別の男に殴りつけられ気を失う。
気がつくと自分の拳銃を握っていて、そばには松下が4発も撃たれて死んでいた。

徳吉の容疑を晴らすべく、黒岩(渡哲也)たちが徳吉に恨みをもっていそうな前科者を調べるうちに、
彼が逮捕して4年の実刑を食らった八代というタンクローリーの運転手が浮かんだ。
松下殺しの現場でもタンクローリーが目撃されていたのだ。




八代とは別の容疑者宅を家宅捜索する3人。
サル(峰竜太)とジン(神田正輝)は、あまりにずさんなガサ入れでトクさんから叱られる。
トクさんが指摘した場所から次々と怪しいものが見つかり、戸惑いつつも「見たんだけど」と言い訳する後輩たちw

のちに西部署と七曲署のお笑い担当刑事として人気を博すおふたりの、片鱗をうかがわせる場面です。



八代が事件当時いっしょにいたというアリバイを証言した水商売の女が、実は八代に脅されて嘘をついていたことが判明。
それを吐かせるトクさんは女に馬乗りになって何度も叩いたりして乱暴ですが、女もトクさんを「ばかやろう」と何度も罵り負けてません。
この女性、突然押し入ってきた徳吉に着替え中の下着姿を見られても、悲鳴をあげるどころか無くなったストッキングを探すことに夢中という
なかなか胆の据わったキャラで面白いです。


アリバイが崩れた八代を探す徳吉とジンの車をタンクローリーがずっとついてきた。
八代の車のナンバーではなかったが、実は八代が同僚の車と交換していたことがわかる。



課長からナンバーを聞き、ついてくるタンクローリーを確認するトクさんの横顔がカッコいい。
そして、トクさんから注意を促されふりかえるジンが一瞬きょとんとしているのがかわいい。

ついに八代が牙をむき襲いかかってくる。
タンクローリーに追突されボロボロの覆面車での公道でのカーチェイスや、助手席のドアが外れた車で空き地で何度も衝突する一連の
スタントを、優作さんと神田さんが実際にやっているのが驚きです。

時々後部座席に乗っているカメラマンさんが映ったりしてw、臨場感がより高まります。


ついに炎上する覆面車。走って逃げるふたりですが、ジンの後ろを走るトクさんとの間が一定の距離のままなので、
神田さんも実はけっこう足が速いのでは?と思いました。

周りを住宅が囲む空き地に逃げ込んだ八代はタンクローリーからガソリンを流し、火をつけると脅す。

黒岩が背後からタンクローリーの屋根に上り、八代の隙をついて襲いかかる。
すかさず徳吉が八代に飛び蹴りをくらわし、あとはもうボコボコに!
渡さんのアクションもさすがだし、優作さんの腕と脚の長さに改めて驚かされるアクションは痛快です。

カースタントでアドレナリンが出まっくったのか、珍しく興奮気味のジンも八代に殴りかかりますが、
脚を怪我したせいかヘロヘロですw
とくに劇中怪我をしたという設定でもなかった気がするので、神田さん自身が脚を痛めたのかも。



おなじみ、現場からみんなで帰る場面。
主題歌を歌いながら渋く歩く黒岩さんのうしろで、丸さん(高品格)がジンの身体を支え、
坊さん(小野武彦)がジンの頭をパコンとはたいた後に、わしゃわしゃと撫でているのがツボです。

先輩たちと談笑するジンの笑顔がとても自然で、私は神田さんがもうカメラが回ってないと思って
素でしゃべってるんじゃないかと睨んでおります(失礼)。


【本日のラストシーン】
多摩川を夕日に向かって歩く黒岩軍団のみなさん。
画的には素敵なのですが、そっちいくと城西署のある渋谷と逆ですよー(しかも遠い)。
もしかしたら調布の石原プロに帰るのかもしれません。



「大都会 闘いの日々」#17 約束

2019年02月03日 | 刑事・探偵モノ


暴力団絡みの金融業者・亀田興業から金を借りた居酒屋正駒の主人が、借金の取り立てで嫌がらせを受けていた。
たまたま通りがかって、正駒の娘がチンピラに絡まれているところを助けたバクさん(石原裕次郎)は、
駆けつけた警官にチンピラもろとも捕らえられ、留置所に入れられてしまう。

バクさんの指示で亀田興業と正駒の関係を調べていた九条(神田正輝)は、関西の潮会若衆頭を名乗る前島(高橋悦史)と出会う。



記者クラブのみなさんが一斉にこっちを見るのでびっくりですが、実は競馬の中継を必死で観ているところ。
結果は散々w 悔し紛れに、「勤労意欲を奪う博打を、お上が認めているのがけしからん」と毒づくバクさんを
後ろでニヤニヤ見ている九条がかわいいです。


その後、帰宅途中に正駒の一件に巻き込まれたバクさん。
あっというまにチンピラ二人をのしてしまう新聞記者…というのは嘘っぽいかと思いますが、
なにしろ石原裕次郎なので説得力があるしカッコいいです。このころはまだまだアクションも見せてくれたんですね。

バクさんは、九条を他の記者に内緒で留置所に来させるよう黒岩に頼む。
黒岩は、今朝家にかかってきた電話で恵子(仁科明子)と九条が会う約束をしていることを知っているため、
他の人を寄こしたいものの、そんな事情は知らないバクさんに押し切られる。

#11「大安」で黒岩のアパートを訪ねた九条は、彼の妹の恵子と出会っていました。
黒岩が不在だったため、なんとなく恵子と一緒に通勤電車で渋谷まで向かうことに。

ぎこちないながらも、ちょっといい雰囲気のふたり。
美男美女なのに、あんまり恋愛に慣れていなそうな堅さが好ましいです。

…なんて思ってたら、その後しっかりデートを重ねているもようw
携帯電話がなかったこの時代。連絡を取るには相手の家か職場に電話をかけるしかなく、
「まず名乗れ」と恋人の兄に叱られる彼氏や、妹がデートの約束をしているのを知らぬふりを装って
新聞を読む兄など、今では考えられない描写がちりばめれれていて面白いです。

翌日、結果的にすっぽかされてしまった妹を気遣い、
「昨日は九条くんと一晩中いっしょだった。新聞記者も大変だなあ」などとつぶやく黒さん、優しい…。


一方、今回の主役、関西の任侠前島と彼を慕っている弟分のカズオ(佐藤蛾次郎)。
九条が取材をしていた店に居合わせ、借金をした店主を博打に誘い負けさせて、結果借金を雪だるま式に膨らませる
やり口で店を乗っ取っている亀田興業の実態を知った前島は、自分も正駒に通い、チンピラたちの嫌がらせから
店と娘を守ろうとする。


アニキが問題に首を突っ込むのを心配して止めようとするカズオ。
もじゃもじゃ頭をぐりぐりされて嬉しそうな蛾次郎がかわいい。

カズオが心配するのも無理はなく、実は前島はヤクザとはまったく無関係の、板前崩れの任侠だった。
関西弁と頬の傷跡、チンピラ相手に物怖じしない態度でみんなが騙されていたし、
なにより本人が困った人を助けたいという気持ちが高じて任侠になりきっているので、
演技がいつのまにか実態のようになってしまっていた。

東京を離れ板前として再出発してもらおうと、カズオは自分の実家の山梨の温泉宿に前島を連れて行こうとするが、
その前に自分を頼ってくれる正駒の娘に応えようと、前島は出刃包丁を胸に潜ませ亀田興業にひとり殴り込んでゆく。

いくらその気になっているとはいえ、所詮素人。あわやのところを救ったのは、ずっと彼を追っていた九条の電話で
駆けつけた黒岩たちだった。

担架に乗せられ救急車に運ばれる途中、心配する九条に「新宿駅に待たせているカズオに先に行くよう伝えて」と頼む前島。
「あんさんブンヤさんでっしゃろ。わいのこと良う書いといて」
そういって何度も手を振りながら運ばれていくw

ええかっこしいで妄想が過ぎるちょっと困った人ではあるものの、自分に関わる人たちを幸せにしたいという優しさが
根底にあり憎めません。高橋悦史さんがハマリ役で、後味の良い作品になりました。


九条の肩をポンとたたき、笑って見せる黒さん。
「もう少し遅かったら死んでるとこだったよ」
丸さん(高品格)も九条をねぎらって声をかける。

ときには敵対する立場にもなるサツ回りの記者に対しても、自分たちの後輩であるかのような愛情を見せる刑事たち。
城西署四課の刑事たちと記者クラブの面々との関係性は、なんだか人間味があって好きです。

ホッとして少し目を潤ませながらも、新宿駅のカズオのもとに走る九条。

なにしろ今回は蛾次郎がかわいいw