太陽LOG

「太陽にほえろ!」で育ち、卒業してから数十年…大人になった今、改めて向き合う「太陽」と昭和のドラマ

ありがとう、石原プロ

2021年01月16日 | 雑記

昭和の頃から長きにわたり私たちをわくわくさせてくれた石原プロが、2021年1月16日をもって解散となりました。

ボス、石原裕次郎さんが亡くなって今年で34年。
そのあともずっと石原プロを支えてきた渡哲也さんも、昨年ついに亡くなってしまいました。

寺尾聰さん、苅谷俊介さん、峰竜太さん、御木裕さん・・・あ、石原良純さんも!
ほかにもたくさんいらっしゃいますが、彼らが所属していた80年代の石原プロは、
明るく逞しく豪快な大人の男たちの集団で、まさに憧れの存在でした。

やがて一人また一人と石原プロを去り、私自身も「ゴリラ」以降の作品を観なくなってしまいましたが、
最後まで残った神田正輝さんと舘ひろしさんが解散を前に出されたコメントで、
「居心地の良い、楽しい会社だった」と口を揃えておられ、握手の代わりの肘タッチをしている写真を見て、
いろいろあったでしょうが、最終的にその一言に尽きるんだろうなと感慨深かったです。

(出たばかりの写真なのでこそっと・・・)

役者だけでなく、スタッフの方たちも熱かったですよね。
当時石原プロ作品のクレジットでおなじみの名前をみるだけで、
お顔も知らないのに親近感を抱いておりました。
画面に映るか映らないかの違いだけで、役者も制作スタッフの一部・・・
当然と言えば当然のことが、いちばん実感できるのが石原プロだったと思います。

唐突に思い出したのですが、昔それぞれ別の雑誌で、渡さん、舘さん、小林専務が、
「うちでいちばん男っぽいのは正輝」
とおっしゃっていて意外だったのですが、今となってはお三方にとっての神田さん像を
もうちょっと詳しく知りたかった。

それは叶いませんが、なんとなくその空気感を味わえる気がするのがこちらの場面。

「ゴリラ」じゃなくて素の三人ぽくって好きなカットです。

神田さんや舘さんが今後どうされるのかわかりませんが、たぶんご自身が楽しいと思える仕事を受け、あとはのんびり好きなことをされるのかな、そうだといいなと思っています。

石原プロのみなさん、本当に長い間ありがとうございました!
同じ時代に生きた幸運に感謝し、これからも残していただいた作品を楽しんでいきます。