アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
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白タク初体験その3

2008-02-05 23:52:11 | 1995年3月マレーシア
ガイド本にあった白タク危険情報にピッタリと合致したシチュエーション。
車中では、自分の行為のあまりのアホさかげんに情けなさを感じていた。
ただただ、「コイツら本当はいい奴らであってくれ~」とすがるような気持ちで祈っていた。

シンガポール入国後、しばらくは郊外の道が続いて山の中へ連れて行かれるのではと思った。
すやすや寝ている長男だけは何としても守らなければいけないなぁと覚悟を決めたんだけど・・・
しかし、車は程なく街中に入り、ビル街も見えてきた。
さらに、車窓から市内中心部にある大通り名が確認も出来たぞ。
着実にホテルに向かっている!?
ひょっとしたらいい人達だったかな?

さらに、共犯者だと思った同乗者が後ろを振り向きさっきのガイド本を見せろと言う。
ホテルの場所を確認するためだった。
日本語の地図を見ながら前の二人はホテルを探してくれた。
少し迷ったけど見つかった時は「あった!あった!!」と振り返って一緒に喜んでくれた。
でも、私たちも喜びはホテルが見つかったことだけではなかったのだよ。
本当にいい奴らだったんだ!
ホテルに着き、契約金額を払うと二人は笑顔で帰っていった。
大丈夫だと解るまで小1時間の恐怖体験。というか思い込み。

翌日迎えに来た弟にこの話をしたら、次のようなことを言った。
マレーシア人のシンガポール入国はチェックが厳しいそうだ。
観光客を乗せて通関すると素通りできることが多いのでその類ではないかとのこと。
よっぽどでない限り大丈夫だけど白タクはやめとけよ、と言われた。
好んで白タクを使ったわけではないのだが・・・でも、こちらから飛び込んだとも言えるな。

国際タクシー乗り場にやってきた私たちは、どう見ても日本からの観光客とわかったことだろう。
さらに、その辺でうろうろしているのは、ほとんどシンガポールに行く人たちでしょう。
冷静に考えれば私が白タクの運転手でもそこで営業しているよ。
とにかく、純粋な気持ちで営業していた白タクでヨカッタ~。