アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
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シンガポールの街中で・・・

2008-02-10 19:56:20 | 1995年3月マレーシア
シンガポールは刑罰の厳しい国だ。
アメリカの青年がシンガポールで建物に落書きして鞭打ち刑になったと言う話を新聞で読んだ。
確か旅行に行く少し前だったと思う。
今でもそうかは知らないが、「ガムや煙草のポイ捨て」「立小便」は罰金刑だと言われていた。
その時はまだ喫煙者だった私としては立小便やガムは大丈夫としても、煙草は注意が必要だった。

さて、粗末な落ちの「白タク」の話題を3回に分けて引っ張ったのにまた白タクの話です。

車がオーチャードロードに入ったのを確認してやっと我が身の安全を確認できたのもつかの間、
それまで妻に抱かれて眠っていた長男が目を覚ました。
そして、「ママ、おしっこ

今までも、子供連れのドライブでは運転中に「オシッコ」の催促はよくあった。
そんな時は、正直な話、近くにトイレが見つからないときは道端でやらせたこともあった。
でも、ここはシンガポール。立小便で罰金の国だ。しかも町の中心部・・・

まず、運転手に「子供がオシッコって言ってるんだけど」と伝えた。
前の二人は何が起きたか理解したようで、何やら話し始めた。
そして、大通りの交差点で信号待ちで止まった時を見計らって
「ここなら大丈夫だ!」
大通りは片側3車線ほどあり中央分離帯が設けられていた。
運転手は一番中央の車線で止まり、中央分離帯でオシッコさせろという。
確かに車内でお漏らしされてはたまらないだろうが、我が家も罰金は困るし・・・
でも、妻はためらうことなく長男を車から降ろしオシッコさせた。完全な犯罪行為。
運転手の機転?と妻の罰金を恐れぬ素早い行動で、信号が青に変わる前に犯行は終わった。
幸いにも、後ろからパトカーのサイレンも聞こえず、前を警官に遮られることもなかった。
これもある意味白タク内の恐怖体験だった。