きっょうも一日中 家から一歩も出なかった 外へ出るには大雨が断続的に降り続いてたからねぇ
二の足を踏むんですよねぇ(--;) おかげで体もなまってしまいまして気持ちもすぐれず家の中で
イライラとして過ごしておりましたよぉ。
世間では海の日を交えて三連休とかなってるけどぉ まぁほとんどの県が雨ばかりじゃなかったのかしらぁ?
子供たちにとってはとんでもない三連休になってしまったんでは^^
さてと今日は何を書こうかと考えていたんだけど・・・
考えてみれば何年間の間に釣行記やら海や釣りに関しての事ばかり書いていたので私の釣りや海の思い出も
あまり思い出せなくなってきましたなぁ まぁ苦い経験なら少しは残っているのでそれを書いてみようかな・・
ってことで今日は、あるバラシのお話から( ´艸`)
私が磯釣りをできなくなってからもう何年もになりますのでぇ このお話はかなり前のものになりますなぁ(--;)
かなり昔に私は単独釣行で男女群島へ行った時のお話です・・
何故私が単独釣行ばかりにするようになったのかと言えば釣り仲間が全部、船釣りに変更してしまったからです
これから先は磯釣りはあまり釣れなくなってくるからという事で全員が船を買って船釣りを勉強し始めたからでしてぇ
私は一人だけ どうも船釣りは性に合わないから磯釣りの方が良いバイ という事で一人で頑張ってました^^;
別に船酔いするわけでもなし(どんなに時化ても船酔いしないのだ^^;)
船には強い方だったけどねぇ・・どうしても電動リールなどで釣るのが好きになれずに・・
ということで私は男女群島の花栗島の立神の水道の西側の角付近にある「半畳」という瀬に乗った時のお話ですが・・
まぁ磯釣りの単独釣行のメリットというかぁ 良い所は小さな瀬でも一人なら乗れるという事ですねぇ
そういうわけで船長に「おーい、俺は今日は半畳に乗りたいから 下ろしてくれ」そう言って下ろしてもらった
ここ「半畳」はその名の通り畳半分ほどの面積が岸壁にできた細長い段になっていて 凄く足場が狭くて
両足で立つにはかなり苦労するような釣り座でした。 何故私がこの「半畳」を選んだかと言えば
大物クチジロの実績がかなり高かったからでしてぇ・・足場は非常に高いけど 北西風の風や波に非常に弱くて
あまり上礁出来なところだったからでして その日はべた凪でして無風状態だったので乗ろうと思った次第でした
まぁこの「半畳」は近くの他の瀬よりも一回り大きいくらいの石鯛が釣れるので好きな処でもあったのですが
どういうわけか他の人達はあまり乗ろうともしないのですよねぇ
まぁ理由ととしては 足場が悪くてとても疲れるし 一人がやっと釣ることが出来るスペースなのと・・
魚が掛かってもタモやギャフが海面まで届かないので釣り上げることが困難だからと言う理由からの様です
その日は、狭いスペースでやっとの思いで仕掛けを作って赤貝を付けエサにして釣っていましたが
なんとぉその日に限って一度もアタリがありませんでした(エサ取りのアタリもなし)
おかしいなぁ 何か変だなぁ と思って考えていたら あまりにも潮の流れが速すぎるのが原因かなと思いました
この瀬は磯際からまっすぐ殆ど垂直に海底まで岸壁が続いており 途中で二段ほど小さなタナがあるくらいでした
だがぁその日はあまりにも水流が激しすぎて鉛も流されてしまい タナの上に乗せる事も出来ずに釣りづらくて・・
あんまり流れが速すぎて雑魚も疲れるので流れの中には居ないのかも なんて考えてみたりして^^;
此処は満ち潮のポイントなのでこうなってくれば下げ潮はまったく釣れないからボーズも覚悟しとかなきゃだなぁ
そう思いながらもせっせと投入を繰り返しておりました。満ち潮 五分くらいになり流れは一段と速くなり
瀬際には流れに依る三角波まで立ってきました こりゃかなり難しくなってきたなあ もう駄目だわ~
半分以上は諦めと惰性で投入を繰り返すだけでした。
一緒に船に乗っていた底物狙いの人達は、もうかなり釣ってるかもなぁ 俺は今日は大失敗だったなぁ
こんなに水道の流れが速くなるとは予想もしなかっただけにしくじってしまったとぼやいていたころでした
もう時間も可成り経っており満潮迄あと僅かだなぁ なんて思っていたころ 流れが緩やかになって来て
瀬際の海面に小さな渦がいくつもできて瀬際を舐めるようにいつまでもグルグルと回っていました
私は、お「おやっ?」ひょっとすると時合が来たかなと思って赤貝を少し少な目に刺して投入してみました
すると何だかイズスミだと思わっるような餌取の小さなアタリがありました
二回目も投げてから暫くして訳の分からないような「ハリセンボン」みたいなアタリが有って・・
やっぱりそうだったのかなぁ 流れが速すぎて雑魚はいなかったのかなぁ なんて都合の良い方へ考えたりして^^;
そして投げ返すこと5~6回目くらいでロッドの穂先が少しだけ沈んでからすぐにまた元に戻りました
「おや?」何だったのかと思ったらまたすぐに極々小さなアタリが・・いつまでもフワフワとしてて喰いこむ気配は無くて・・
ずっとフワフワしてるだけでねぇ この段階ではまだエサトリだと思っていましたが
其の後何秒かして少しだけ深く穂先が沈みました 今度は沈んだまま戻ってきませんでした
私は、もしや ひょっとして ホワイトマスクなのか? そう思って握っていたロッドにいっそうの力が入りました
ジッとして待っていると また少し穂先が沈みそのままジッとしてました
其の時私は確信に変わりました 此れは絶対にクチジロだな・・そう思うともう口の中はカラカラになってました
そして一瞬の間に穂先が海中へと絞り込まれ次にロッド全体が引き込まれるような感じで>_<
なにせ足場が不安定なうえに狭くて力が入れにくくてねぇ^^;
強烈なイキナリの引きに耐えながら一度確実に奴のくちばしに針を掛けなきゃと思って大きく合わせをくれてやりました
なおも強烈な絞り込みが続きました 不安定な足場の為に立っているのが出来ずに座り込んでしまい
じっと耐えていたらガルシアからラインがギュッ ギュッと何度も出ていきます どうする事も出来ず
ジッと耐えていたら やっと奴の動きが止まったので急いで巻き始めました 巻いている時はあまり暴れなかったけど
途中半分ほど巻いたところで再度暴れだしてしめ込みました 巻くのを止めてまた必死に耐えていたら
可成りの引きの強さに 「こりゃひょっとしたらカンダイの超大物ではなかろうか?」などと考えが
脳裏をよぎりました(--;) ひぇぇ勘弁してくれよぉ 心の中で叫びながら こいつはクチジロならかなりの
大物に間違いない そう確信して半信半疑でやっとの思いで海面近くまで浮いてきた奴の姿を見て愕然としました
とうかぁボーゼンとしてたというかぁ・・・横っ腹を見せて浮いてする姿は紛れもなくクチジロでした
それもかなりのbigサイズだと一目でわかりました どう見ても10kgは超えているなぁ・・
頭の中でそう思ってる時にじわ~っと 驚きと感動が湧いてきました よかったぁ 「半畳」を選んでぇ
そう思っていたら重大な事に気が付きました こりゃとてもじゃないがギャフが届かないなぁ
どうしよう?ワイヤーを手で持って引き上げるしか方法はないかなぁ(--;)
そう思って ぐずぐずしてる暇はないなぁ ハズレでもしたら大変だからぁ でもあの魚体をラインとワイヤーで
引き上げることが出来るかなぁなんて考えてみたら それより外に方法はない やるっきゃないと気付いて
道糸を緩めてワイヤーを握ろうとした時その時です・・クチジロは横っ腹を見せたままパタパタとユックリと泳いだのです
道糸を緩めて出さないと魚体を引き上げる時に竿が折れてしまいますからねぇ・・
その一瞬の緩めたすきにパタパタと泳いだのですよねぇ 私はまさか針が外れたとは思ってもいなかったので
そのまま道糸を手繰ったのですが 無情にもスッカラカンになった仕掛けだけがぶら下がってきましたΣ( ̄□ ̄|||)
クチジロはゆ~っくりと それ見たか と言うような感じで海中へと沈んでいきました(T0T)
一瞬の出来事に唖然となりボーっと立ちすくんでいましたが じわじわと怒りと悲しみと驚きやら何やら
言い表せない様な気持ちが胸いっぱいに広がりました 最後に残った感情は悲しみだったのですが・・
今まで長い年月をかけて狙ってきたのは「奴」ではなかったのか・・10kgオーバーのクチジロや大物クエ等では
なかったのか・・やっと出合ったか大物クチジロ・・それを海面まで浮かせていて取りこぼすなんて何という失態なのか
あまりにも悲しい出来事にもう動くことも出来ずじっとしていた・・そして自分の技術の未熟さを顧みるしかないなぁ
そう思った あの時に何故あんなラインの緩めかたをしたのか 嬉しさが先に出て最後の詰めをしくじってしまった
俺は最高のバカだなぁ 後悔してももう間に合わなかった( ;∀;)
其の後何年かの間に6~8kg迄のクチジロは数枚釣り上げたが あの時の様な凄いサイズにはとうとう出会わずに
医者から磯釣りはドクターストップされた・・(--;) まぁ人工透析じゃ離島通いも不可能だしねぇ😢
今では、体調の良い時にだけ堤防に行ってチヌやメジナと遊ぶのが精いっぱいになってしまいました(;´д`)トホホ
でもまぁ魚釣りが出来るという事はそれだけでも幸せな事だと思い 日々堤防釣りを研究しなくちゃと思っておりますよ~ン♪
と言う所で今夜はこの辺で失礼しますねぇ 世の中明日迄海の日を交えて連休ですね 殆どの県が雨ではなかったのかぁ
子供達にとってはあまりよくない海の日になり可哀想だけど もうすぐ夏休みだからねぇ^^
お父さん しっかりと休めればいいですね おやすみなさ~い^-^/zzz
「コショーダイ」九州近辺ではよく分布してけど
最近ではメッポウ個体数が減っている かなり美味であり
市場にも稀に並ぶことがあるが 見た目と違って高値で取引される
も今では見なくなってしまったような・・