今日も晴れて青空が広がっている。道路脇の地面を見ると微かに緑の草の芽が見える。地面の中で春は待っているようだ。
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さて、今から半世紀前の1970年代、世間を震撼させた「連続企業爆破事件」に関わっていたとして全国指名手配されていた桐島聡と思われる人物が亡くなったと報じられた。
これから公安の事情聴取が始まろうという矢先、容疑者の死亡とは、残念ながら事件の背景などの全容解明が出来なくなった。
癌を患っていて病院に救急搬送され、自らが桐島と名乗り亡くなったそうだ。本人しか知らない情報を話したようだが、肝心の本人が死亡してはDNAしか本人特定方法ないのか、捜査関係者の方は無念極まりないことだろう。
善悪どんな人間も最期は必ずやってくる。人知れず顔の無いまま死ぬか、仮面を外し自らを顔を曝け出して死ぬか。顔無しで死ぬと自分の生きた証は全く残らない。
今回の桐島聡容疑者と名乗った人物も最期は仮面を外し、キリシマサトシとして生き証を残したかったのだと思う。
仮に50年前に自ら出頭し、服役して罪を償っていれば、今頃娑婆に出て仮面を外した本人として生きられたかもしれない。
いずれにしても、DNA鑑定で桐島聡容疑者本人と正式に特定してほしい。そしてできれば、潜伏を支援していた個人や組織などがあれはその存在を解明してほしい。
また、未だに海外逃亡している者もいるらしい。何処にどうして暮らしているのか知るよしもないが、当時の事件を知る年代の者には興味深い今回のニュースである。
以上、感想など書いてみた。
今日も良い一日を・・・