隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

快晴の高尾山~景信山

2025年02月03日 12時31分20秒 | 私のPLACE(含・旅行記、山記録)

2025.01.31(金)
初詣:高尾山~景信山



 毎年恒例の1月の高尾山行き。
 とくに何も信心せずに生きてきたけれど、正月の高尾山はなぜか別物。
 今年もすれすれの1月末日に決行!
 それがとびきりの快晴の一日で、「こいつぁ春から縁起がいいわい」ですか?

 以前は稲荷山コースを下って、麓で蕎麦と日本酒・・・という流れだったんだ。稲荷山コースは息子たちとの思い出の道だし。
 でも登山道が整備されてイメージが変わりすぎたので、昨年は城山から相模湖に下った(この下りが結構きつかった。どんな山でも下りが楽だったことはない私です)。
 今年は、懐かしい景信山までのコースを選ぶ。陣馬山~高尾山を縦走したのは・・・、もう30年以上前だ。
 あれから時間はたったけれど、ほぼコースタイムどおりに完走。
 朝早く出発したので、要所要所でゆっくり休んで、山の空気をたっぷり味わう。
 この時期、さすがに人は少ない。ここをゆっくり歩きたければ、平日の2月とかいいかも。

  高尾山~(35分)~一丁平~(25分)~城山~(25分)~小仏峠~(40分)~景信山~(50分)~旧甲州街道~(10分)~小仏バス停

    


  
 高尾山口の駅前がどんどん整備されて、もう昔のイメージはないなあ。
 人は少ない。初詣客もひと段落ということか。

 いつもながらの、高尾山山頂からの富士山。見慣れた姿でも、見れば気分が上がる、不思議な山。
 手前の山々の尾根筋が美しい。
  

 南アルプスの農鳥岳あたりの稜線が白く見える。少しうれしくなる。
 一丁平までは、急な階段道を下り、また登る。あまり好きではないけど。
 ときおりすれ違う人たち・・・。
 一丁平は静か。2グループが早めの昼食?を楽しんでいる。
  
 葉が落ちた一丁平は明るい。
 城山までもところどころ階段あり。

  
 城山にも人は少ない。去年も今頃訪れたけれど、今年のほうがずっと静かだ。 
 富士山も見事だが、都心のほうもよく見える。ぼんやりスカイツリーも確認。
 汗ばむくらいの暖かさ、昼食のおにぎりを頬張る。

 小仏峠まではアップダウンを歩き、ときおりこんな杉林の道。
  

 杉の木の間から相模湖が見える。
  

 茶屋跡の廃屋から少しで、ちょっと寂しい小仏峠。
 東側からは八王子市街地などが望める。
 小仏バス停へ下るルートあり。登りでも下りでも、ここを利用する人は多い。小学生らの遠足のコースに使われることもあるという。
   

 小仏峠からは登りが続き、明るい道が続く。
 えぐれたようなところもあるが、歩きやすい登り。
   

 杉林が途切れて、葉が落ちた明るい広葉樹林の中を登り、景信山到着。
 ここにも人が少なく、静か。
  

 関東平野!が一望できる。房総半島もくっきり。画像ではぼ~んやりしているけど、実際は壮大な風景。
 手前の奥高尾の先に圏央道も見える。
  

  
 歩いてきた高尾山から城山。人気の高尾山は外から見ると、本当に地味、地味。
 遠景に、三角形の大山、そして丹沢の山稜が鮮やか。気持ちいい!
 三角点かげ信山小屋側に、景信山の立派な標識。人物入りで撮影してしまったので、ここではカット・・・。

 景信山からは小下沢への分岐を経て小仏バス停に下る。1時間足らずの下山道だが、下りが苦手の私にハプニングが起こりませんように。
 冬の暖かい陽射しの中、急な下りが続く。
 木の根が露出したところが多く、急な下りでは少々気をつける。
 しばらくは広葉樹林の葉の落ちた、気持ちのいい明るい道。
     

   

 ジグザグに快調に下りていくと、杉林の中に。
 迷うことは絶対になく、危険というほどではないが、整備されたルートというわけでもなく、下りが嫌いな私は注意して歩く。
   

 車の音が大きくなると、小仏トンネルの真上に出てきて、木々の間からトンネルに出入りする車の流れがわかる。
 そうこうしているうちに、旧甲州街道の補装道路に出る。
  
 旧甲州街道を右に行けば小仏峠登り口。小仏バス停へは左に行き、南浅川の小さな流れを右に見て、10分ほどでバス停に着く。
 新小仏トンネルの工事中とかで、なんとなくザワザワした周辺。
 ここからのバスの時刻表は、コチラで。
 私たちは10分足らずの待ち時間で、高尾駅行きに乗車。
 狭い道路をバスは結構なスピードで下りていき、JR高尾駅着。


 どんな山に行っても、バスや電車に乗った瞬間に、体中の力が抜けて、ああ、もう歩かなくていいんだ~とホッとする。
 それで、なんでまた行くんだ?と思うのだけど、私にとっては山って、そんな感じ。
 がむしゃらにどうやっても行きたい!ということはないけれど、たまにあの中に身を置いて、ちょっと自分を痛みつけて自己満足してるのかも。
 今回のコースは人気のコースだし危険なところもないし、高齢の男性女性の単独行の方もちらほら。
 ご自分のペースで楽しんで歩いて、きっとなによりの時間なんだろうなと推察する。
 トレイルランニングのトレーニング?と思われる人も意外と多かったけれど、山の楽しみ方もいろいろだ。
 年齢なりに楽しめる手頃な趣味になればいいんだろうな。

 
 さて、「目立ったところに雲はない」という予報以上に、「雲ひとつない」冬の青空と柔らかい陽射しの中、私の2025年が始まったような気がする。

 事故も多いし、日本海側の寒波も油断できない。
 人が人を傷つけて、それは問題の核心を越えて、巨大化する同心円みたいな毎日は更新中だ。
 私の周囲も、穏やかなさざ波というわけにはいかないだろうけど、ひとまず落ち着いて前を向く。
 その作業から始めようと思っている。


   改めまして、今年もよろしくお願いします。


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