■デッドエンド
都会のデッドエンドみたいなカフェテリア
大きなガラス窓から 見下ろす景色
思い出したように 行き交う車
スローモーションの通行人たち
葉を落とした街路樹の枝が
グレイの空を突き刺している
孤独な都会のカラスが
ひそかに獲物を見下ろす昼下がり
無遠慮に震えるケイタイを無視して
あたしは小さなブラックホールに逃げ込む
悩みなんかないけれど
おなかもへっていないけれど
おもてを歩くには 体が重い
だから もうしばらくこうしていよう
埋もれていくあたしに かまわずに
時間が流れて 街が流れる
都会のデッドエンドみたいなカフェテリア
大きなガラス窓から 見下ろす景色
思い出したように 行き交う車
スローモーションの通行人たち
葉を落とした街路樹の枝が
グレイの空を突き刺している
孤独な都会のカラスが
ひそかに獲物を見下ろす昼下がり
無遠慮に震えるケイタイを無視して
あたしは小さなブラックホールに逃げ込む
悩みなんかないけれど
おなかもへっていないけれど
おもてを歩くには 体が重い
だから もうしばらくこうしていよう
埋もれていくあたしに かまわずに
時間が流れて 街が流れる