2010.10.26 (火) 「MUSIC LINE」 (NHK FM)
出演 草野マサムネ、田村明浩
MC 鮎貝 健
「MUSIC LINE」はNHK FM ですしね、みんな聴かれたと思うけど、せっかく録音したので、まとめておきます。
ちなみに、今日の「The Breeze」(FM YOKOHAMA)、録音失敗しました(;一_一)。
話の内容はおもしろかった! 同世代なんですねえ。(初対面で¥だそうです)
ほかのインタビューとは切り口が違って、二人もうれしそうだったかな。
まずは、「ビギナー」から。
■たっぱり最初は「とげまる」の話題で
マ 「最近はツンデレという言葉もありますけど、とがっているようで実は丸かったり・・・」
MC 「陰と陽、という感じでしょうか」
マ 「あ、そうですね」
田 「別に流行語を狙っているわけじゃないんだけど」
(笑)
MC 「らしい、という感じもしますね。かわいいというか・・・」
マ 「そうですか。ま、ゆるい感じは狙っていますね」
MC 「『あかりちゃん』という案もあったようですが」
マ 「さらにゆるい感じですけどね」
田 「このジャケットで『あかりちゃん』っていうのは・・・」
マ 「いや、『あかりちゃん』ってなってたら、このジャケットはないと思うんだけど」
田 「なるほどね」
■新鮮な気持ち
来年デビュー20年でも失わない初々しさ、と。
MC 「そこばっかり強調されるのも・・・かもしれないけど」
マ 「いえいえ、大事なことですから。バンドを続けるうえではね、新鮮な気持ちでね。ま、おんなじ面子で、いつも顔を突き合わせていますから。普通だったらね、もういいやってなりそうなもんですけど、俺らはそのあたりをうまく新鮮な感じでやっていますんで」
結成当初は、こんなに続くとは・・・。
田 「考えてなかったし、そういうバンドはいなかったし」
MC 「そうですね。今は前例のない時代に入ってきた感じで」
マ 「海外にはね、ローリング・ストーンズなんてバンドもいますけど」
MC 「彼らも、前例のないところを日々更新してるわけで」
マ・田 「そうですね~」
■「ライトハンド」からに切り込み
MC 「『ビギナー』でライドハンドとか、いい感じで入るじゃないですか」
(笑)
田 「(笑) そっち、そっちなんですね」
MC 「ついついそっちに耳がいっちゃうんですけどね」
マ 「これみよがしじゃない感じのね、きれいなフレーズのライトハンドはいいんじゃないかな、ということでね」
田 「テツヤがリハーサルでずっとライトハンド弾いてて、やりたがってたんだけど、あえて誰も触れなかった」
MC 「誰も触れず、NGも出さず?」
田 「そうそう、だから本人はNGだと思ってたらしい」
(笑)
MC 「いつか、ちょっと禁じ手みたいな扱いされてたことありますよね」
マ・田 「ああ、そうそう」
ちょっとヴァンヘイレンの話題も出つつ・・・。
MC 「ギターをもったら一度はみんなやってみたい(笑)」
田 「でも、そういう切り口、うれしいです。いつも『ビギナー』っていうと、歌詞とかを聞かれることが多いんで」
マ 「そうだね。初心忘れるべからず、みたいなね」
田 「ライトハンドから切りこまれると、あ、仲間だ!って(笑)」
MC 「よかった、素直に言って」
マ 「ギターの奏法とか、あまり突っ込んでこられる方はいらっしゃらないので」
MC 「よかった(笑)。ホントは歌詞からいかなくちゃいけないんだろうけど」
田 「いやいや、そんなことは・・・」
マ 「ライトハンドからで・・・」
■留守電に
MC 「ツアーやりながらレコーディングしてたんですか」
マ 「いえ、まるっきり並行してということではなく、ツアーやってレコーディングやって、ツアーやって、みたいな感じですね」
MC 「旅先で浮かぶものもあるんですか」
マ 「あんまりないですね。あ、メロディの断片とかは浮かぶことがあるんで、それはチョコチョコとメモって、それで家でまとめる作業をするって感じですね」
ICレコーダーや携帯のボイスレコーダーを使ってメモるそうです。
マ 「昔は家に電話して、留守電に入れたりしてましたね」
MC 「やりましたね。家に帰ると謎の声が入ってたりして」
マ 「バックの演奏がないから、メロディがわかんなくなったりするんですよね」
■同世代の男性の共感も
MC 「40代ミュージシャンって、今元気ですよね」
マ 「そうなんですよね。還暦前後の方もお元気な方がいらっしゃって。そういうのを見ていると、まだまだだなと思ったりしますね」
世の中の価値観が変わっていくなかで、スピッツをはじめ40代アーティストが頑張っているのは励みになる、と鮎貝さん。
MC 「未知の領域に入っている、という感覚はありますか」
マ 「そこまで大げさには考えてなくて(笑)、その日その日を一生懸命という感じですね」
MC 「僕も今年40になるんで」
マ 「あ、そうですか、お若いですね」
MC 「『ビギナー』の歌詞の最初は、聴いたときからつかまれましたね。たしかに未来からの無邪気なメッセージというのは年々少なくなってくるなあと。この言葉でしか表現できないことなんだなと思いますけどね」
マ 「年齢とかもあると思いますけどね(笑)」
田 「自分と同じくらいの男性から共感をえることが多いですね」
MC 「もうこの言葉のこれ以上でもこれ以下でもないというか、違う言葉にすると、もう違う意味になってしまうというか」
マ 「ま、この年齢になると、もう、将来Jリーガーになりたい、なんてことも言えないですからね」
(笑)
マ 「ま、そんななかでね、新しい夢とかを見つけ出すのも楽しいんで」
■セルフで一気に
MC 「セルフプロデュースの2曲は、演奏してても燃える感じになったんじゃないですか」
マ 「そうですね。ロックサイドのスピッツが集約されているような気がしますね」
田 「ほとんどダビングもないもんね。バンドでせ~ので録っちゃった。ボーカルは違うけど」
MC 「ライブのパフォーマンスも拝見したことあるんですけども、リーダーはアグレッシブだなあ、と」
マ 「ハハハ」
田 「そうっすか、すいません」
MC 「穏やかな感じがしますけど、熱いものがあるんだな、と」
田 「(笑)ありがとうございます、不満はないんですよ」
MC 「亀田さんの存在は大きいと思うんですけども、今回はあえてセルフでこの2曲を、ということですか」
マ 「その対比もおもしろいと思いますし。ま、亀田さんの力を借りなくても大丈夫だなって曲だったんで」
田 「そうそうそう」
MC 「そういう意味では迷いがない作品になっていますね」
マ 「そうですね。ま、こういう曲ばっかが並ぶのもスピッツじゃない気がしますし。両方あっての、いいバランスだと思います」
■ロックにはまった頃の感覚
草野は買った、フェンダーのストラトキャスターの話。
マ 「中学生のときにはじめて買ったギターがこれで。同じモデルのものを買って、はじめてロックにはまったときの感覚を取り戻せたかな、という気がしますね」
MC 「今回は、ギターソロが鳴ってるのかな、という気がしますけど」
田 「多いのかな」
マ 「多いですね。でもまあ、ロックバンドはギターソロは必要ですよ(笑)」
田 「メンバー全員がギターロックが好きなんで、なるべくそれで構築していこうかな、と。最初から変わっていないんで」
MC 「リフからってこともあるんですか」
マ 「そうですね、リフからだったり、サビのメロディからだったり」
「どんどどん」はリフからだったそうです。
■仮タイトル「もみじ」
「TRABANT」の仮タイトルが「シャラポア」だった話から、
マ 「プーチンさんでもよかったんですけどね」
田 「プーチンだったら曲がかたくなってたかも」
ロシアと言えば? ピロシキ、ウォッカ、バイカル湖、とか言ってました。
有名な「ロビンソン」の話もありつつ。
田 「今年のはじめのライブでは、まだ仮タイトルで呼んでるものもあって、『つぐみ』もそうだったんだよね。リハのときに草野が『これは、つぐみだから』って(笑)」
「つぐみ」の仮タイトルは「もみじ」だったそうです。
そしてツアーの説明があって、最後に「TRABANT」が流れました。
ほかとは違う話も聞けたし、鮎貝さんは曲もしっかりつかんでくれてる感じで、いいインタビューでした。
さ、「とげまく」聴こう!
これをさきにまとめよう、なんて思って、せっかくフラゲしたのにまだ聴いてない・・・。ばかだ。
「今まででいちばん好き」というメールも来ているし、「ロックだって意味がわかった」というメールも。
ああ、楽しみ・・・。
出演 草野マサムネ、田村明浩
MC 鮎貝 健
「MUSIC LINE」はNHK FM ですしね、みんな聴かれたと思うけど、せっかく録音したので、まとめておきます。
ちなみに、今日の「The Breeze」(FM YOKOHAMA)、録音失敗しました(;一_一)。
話の内容はおもしろかった! 同世代なんですねえ。(初対面で¥だそうです)
ほかのインタビューとは切り口が違って、二人もうれしそうだったかな。
まずは、「ビギナー」から。
■たっぱり最初は「とげまる」の話題で
マ 「最近はツンデレという言葉もありますけど、とがっているようで実は丸かったり・・・」
MC 「陰と陽、という感じでしょうか」
マ 「あ、そうですね」
田 「別に流行語を狙っているわけじゃないんだけど」
(笑)
MC 「らしい、という感じもしますね。かわいいというか・・・」
マ 「そうですか。ま、ゆるい感じは狙っていますね」
MC 「『あかりちゃん』という案もあったようですが」
マ 「さらにゆるい感じですけどね」
田 「このジャケットで『あかりちゃん』っていうのは・・・」
マ 「いや、『あかりちゃん』ってなってたら、このジャケットはないと思うんだけど」
田 「なるほどね」
■新鮮な気持ち
来年デビュー20年でも失わない初々しさ、と。
MC 「そこばっかり強調されるのも・・・かもしれないけど」
マ 「いえいえ、大事なことですから。バンドを続けるうえではね、新鮮な気持ちでね。ま、おんなじ面子で、いつも顔を突き合わせていますから。普通だったらね、もういいやってなりそうなもんですけど、俺らはそのあたりをうまく新鮮な感じでやっていますんで」
結成当初は、こんなに続くとは・・・。
田 「考えてなかったし、そういうバンドはいなかったし」
MC 「そうですね。今は前例のない時代に入ってきた感じで」
マ 「海外にはね、ローリング・ストーンズなんてバンドもいますけど」
MC 「彼らも、前例のないところを日々更新してるわけで」
マ・田 「そうですね~」
■「ライトハンド」からに切り込み
MC 「『ビギナー』でライドハンドとか、いい感じで入るじゃないですか」
(笑)
田 「(笑) そっち、そっちなんですね」
MC 「ついついそっちに耳がいっちゃうんですけどね」
マ 「これみよがしじゃない感じのね、きれいなフレーズのライトハンドはいいんじゃないかな、ということでね」
田 「テツヤがリハーサルでずっとライトハンド弾いてて、やりたがってたんだけど、あえて誰も触れなかった」
MC 「誰も触れず、NGも出さず?」
田 「そうそう、だから本人はNGだと思ってたらしい」
(笑)
MC 「いつか、ちょっと禁じ手みたいな扱いされてたことありますよね」
マ・田 「ああ、そうそう」
ちょっとヴァンヘイレンの話題も出つつ・・・。
MC 「ギターをもったら一度はみんなやってみたい(笑)」
田 「でも、そういう切り口、うれしいです。いつも『ビギナー』っていうと、歌詞とかを聞かれることが多いんで」
マ 「そうだね。初心忘れるべからず、みたいなね」
田 「ライトハンドから切りこまれると、あ、仲間だ!って(笑)」
MC 「よかった、素直に言って」
マ 「ギターの奏法とか、あまり突っ込んでこられる方はいらっしゃらないので」
MC 「よかった(笑)。ホントは歌詞からいかなくちゃいけないんだろうけど」
田 「いやいや、そんなことは・・・」
マ 「ライトハンドからで・・・」
■留守電に
MC 「ツアーやりながらレコーディングしてたんですか」
マ 「いえ、まるっきり並行してということではなく、ツアーやってレコーディングやって、ツアーやって、みたいな感じですね」
MC 「旅先で浮かぶものもあるんですか」
マ 「あんまりないですね。あ、メロディの断片とかは浮かぶことがあるんで、それはチョコチョコとメモって、それで家でまとめる作業をするって感じですね」
ICレコーダーや携帯のボイスレコーダーを使ってメモるそうです。
マ 「昔は家に電話して、留守電に入れたりしてましたね」
MC 「やりましたね。家に帰ると謎の声が入ってたりして」
マ 「バックの演奏がないから、メロディがわかんなくなったりするんですよね」
■同世代の男性の共感も
MC 「40代ミュージシャンって、今元気ですよね」
マ 「そうなんですよね。還暦前後の方もお元気な方がいらっしゃって。そういうのを見ていると、まだまだだなと思ったりしますね」
世の中の価値観が変わっていくなかで、スピッツをはじめ40代アーティストが頑張っているのは励みになる、と鮎貝さん。
MC 「未知の領域に入っている、という感覚はありますか」
マ 「そこまで大げさには考えてなくて(笑)、その日その日を一生懸命という感じですね」
MC 「僕も今年40になるんで」
マ 「あ、そうですか、お若いですね」
MC 「『ビギナー』の歌詞の最初は、聴いたときからつかまれましたね。たしかに未来からの無邪気なメッセージというのは年々少なくなってくるなあと。この言葉でしか表現できないことなんだなと思いますけどね」
マ 「年齢とかもあると思いますけどね(笑)」
田 「自分と同じくらいの男性から共感をえることが多いですね」
MC 「もうこの言葉のこれ以上でもこれ以下でもないというか、違う言葉にすると、もう違う意味になってしまうというか」
マ 「ま、この年齢になると、もう、将来Jリーガーになりたい、なんてことも言えないですからね」
(笑)
マ 「ま、そんななかでね、新しい夢とかを見つけ出すのも楽しいんで」
■セルフで一気に
MC 「セルフプロデュースの2曲は、演奏してても燃える感じになったんじゃないですか」
マ 「そうですね。ロックサイドのスピッツが集約されているような気がしますね」
田 「ほとんどダビングもないもんね。バンドでせ~ので録っちゃった。ボーカルは違うけど」
MC 「ライブのパフォーマンスも拝見したことあるんですけども、リーダーはアグレッシブだなあ、と」
マ 「ハハハ」
田 「そうっすか、すいません」
MC 「穏やかな感じがしますけど、熱いものがあるんだな、と」
田 「(笑)ありがとうございます、不満はないんですよ」
MC 「亀田さんの存在は大きいと思うんですけども、今回はあえてセルフでこの2曲を、ということですか」
マ 「その対比もおもしろいと思いますし。ま、亀田さんの力を借りなくても大丈夫だなって曲だったんで」
田 「そうそうそう」
MC 「そういう意味では迷いがない作品になっていますね」
マ 「そうですね。ま、こういう曲ばっかが並ぶのもスピッツじゃない気がしますし。両方あっての、いいバランスだと思います」
■ロックにはまった頃の感覚
草野は買った、フェンダーのストラトキャスターの話。
マ 「中学生のときにはじめて買ったギターがこれで。同じモデルのものを買って、はじめてロックにはまったときの感覚を取り戻せたかな、という気がしますね」
MC 「今回は、ギターソロが鳴ってるのかな、という気がしますけど」
田 「多いのかな」
マ 「多いですね。でもまあ、ロックバンドはギターソロは必要ですよ(笑)」
田 「メンバー全員がギターロックが好きなんで、なるべくそれで構築していこうかな、と。最初から変わっていないんで」
MC 「リフからってこともあるんですか」
マ 「そうですね、リフからだったり、サビのメロディからだったり」
「どんどどん」はリフからだったそうです。
■仮タイトル「もみじ」
「TRABANT」の仮タイトルが「シャラポア」だった話から、
マ 「プーチンさんでもよかったんですけどね」
田 「プーチンだったら曲がかたくなってたかも」
ロシアと言えば? ピロシキ、ウォッカ、バイカル湖、とか言ってました。
有名な「ロビンソン」の話もありつつ。
田 「今年のはじめのライブでは、まだ仮タイトルで呼んでるものもあって、『つぐみ』もそうだったんだよね。リハのときに草野が『これは、つぐみだから』って(笑)」
「つぐみ」の仮タイトルは「もみじ」だったそうです。
そしてツアーの説明があって、最後に「TRABANT」が流れました。
ほかとは違う話も聞けたし、鮎貝さんは曲もしっかりつかんでくれてる感じで、いいインタビューでした。
さ、「とげまく」聴こう!
これをさきにまとめよう、なんて思って、せっかくフラゲしたのにまだ聴いてない・・・。ばかだ。
「今まででいちばん好き」というメールも来ているし、「ロックだって意味がわかった」というメールも。
ああ、楽しみ・・・。