隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「楓」~J-WAVE 「BOOM TOWN」 ④

2007年10月18日 19時17分25秒 | スピッツ
■スピッツの世界④ 「楓」 (2007年10月18日 J-WAVE 「BOOM TOWN」より)

 今日は、1998年の七夕にリリースされ(「スピカ」と両A面)、アルバム『フェイクファー』に収録されている 「楓」。

○気がついたら入ってなかった…
 これは、そうです、歌詞で1回も「楓」って出てこないんですけども。
 もともと仮タイトルでした。んで、メロディーとかアレンジの感じ、すごく秋のイメージだったんですね、ちょうど今ぐらいの。
 なので、秋と言えば、自分の中で 「楓」って言葉が浮かんだんで、歌詞にもどこか「楓」って言葉を入れたいと思ってたんですけども、気がついたら入ってなかったということで。
 それでもみんな、この曲のことを 「楓」「楓」って呼んでたんで、「楓」になったんですけども。まあ、今となっては、このタイトルでよかったなあとも思いますね。
 で、ライブでも結構、重要なポイントで歌ったりしてますし、皆さんにも「楓」ということで定着しているんではないでしょうか。ハイ。


 最後まで、苦しいせつない思いが貫かれていて、それを朗読しながら感じたと、クリス智子さんはおっしゃってました。
 ファンクラブツアー 「ゴースカ」のどの会場でも、「猫になりたい」殿堂入り(!)のあと、両A面の「スピカ」とともに人気ナンバーベスト3に入っていましたよね。特に女性に人気なのかな。
 私は、最初のAメロのすべて(「忘れはしないよ~丸くなっていたこと」)が一つのフレーズになっていて、でもメロディーに乗ると決して冗長にならずに詩的な世界を構築しているところが「すごいなあ」と思った記憶があります。
 それから、大サビ(?)の最後の「聞こえる~♪」が、歌詞カードで「聞こえる?」と疑問符付きなことに、ずっとあとになって気づきました。もう会えない人に「キミにも聞こえている?」と尋ねているんですね。「?」で、また曲のイメージが広がって、よけいにせつない気持ちになりました。

 今の季節にぴったりの選曲ではあったけれど、できたら「さざなみCD」収録曲のエピソードを聞きたかったような。草野氏にとっても、9年前のエピソードは?と問われてもねえ(なんて、ちょっとひと言)。

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