kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

30年間、分からなかった映画のタイトル

2011年08月02日 | 雑談ほか
生まれて初めて親子で映画館で観た映画が「ナバロンの嵐」だったのだが、併映だった映画のタイトルが30年近く分からなかった。

内容なんて全然覚えていないのだが、おっぱいがオンパレードのコメディで、小学四年生だったワタシはとて~もきまずい雰囲気だったことだけは記憶に残っている。

ずっとタイトルが気になっていたのだが、おっぱいがオンパレードのコメディ・・・なんて、ヒントの1つにもなりはしない。

覚えているのは劇場が奈良の尾花劇場だったってこと。

で、今回帰省した時にわざわざ奈良の図書館に足を運び、奈良新聞の古い版をチェックした。

1979年3月、尾花劇場で「ナバロンの嵐」と併映されていたのは、「ホリデー・キャンプ」だった!

あとで調べてみたら、原題は「CONFESSIONS FROM A HOLIDAY CAMP」で、ドッキリ・ボーイ・シリーズの1本。帰省した折りにわざわざ調べるほどのことでもなかったね。

答えはともかく、30年間の謎が1つ解けて、まあスッキリ。

ところで、ついでに調べてみると、その翌週に公開されたのが、サンリオの「くるみ割り人形」。確か、これも観に連れていってもらった。で、さらにその翌週に公開されていたのが、「ゾンビ」と「ケンタッキー・フライド・チキン」の二本立て。やっぱり、その時のポスター、怖すぎてしっかり覚えているぞ。
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久しぶりに雑誌購入

2011年03月25日 | 雑談ほか
久しぶりにイタリアから雑誌を購入しました。



まずはイタリアのオタク系映画雑誌「Cine70」のバックナンバー。ファンジンの常として、作りは粗いですが、インタビュー記事が充実具合がいいのです。

この号もフランク・クレイマー(ジャンフランコ・パロリーニ)にジョージ・ヒルトンといったなかなかお目にかかれないインタビューがたまりません。さらに8ページに及ぶアンソニー・ステファン伝も!

こちらもイタリアの映画雑誌「Nocturno」。


以前はオタク道まっしぐらでしたが、ある時期から一般受けに方向転換。まあ、そのおかげもあってか、浮き沈みの激しいファンジン系から脱却し、長生きしているようです。



で、2号にわたり、セルジオ・コルブッチ大特集。全部で40ページくらいあります。



「ある日、マルチェロ・マストロヤンニが言うんだ。「西部劇に出たいんだがね、私は英語がしゃべれないだろ。どうして、口のきけないガンマンの物語がないんだろうね。」それで私は復讐者の物語を思いついたんだ。」(S.コルブッチ)
なんて、書いてあったりするんで、これから辞書を片手に1年ほど楽しめそうです。

ここ1ヶ月ほど、土日無しで残業続きの毎日でしたが、こういった雑誌が手元に届くだけで、生き返りますね。
Il Ritorno di Cine Negrosのことを考えると、さらに自分を追い詰めているだけという説もある。(笑))
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要辛抱

2011年03月01日 | 雑談ほか
先週半ばから体調を崩してしまい、楽しみにしていた『「トゥルーロマンス」のクラレンスばりに、自分の誕生日に映画館でクロサワの「用心棒」を観る。』という野望が潰えてしまった・・・。

無念至極・・・

ワタシもとうに四十郎になっているからねえ・・・体調不良の止む無しか。

こうなれば、「椿三十郎」でリベンジだ。

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RCNネタ発掘

2011年02月13日 | 雑談ほか
RCN:il Ritorno di Cine Negros用に過去のシネ・ネグロスネタを整理しているのですが、ブレット・ハルゼーとかラダ・ラシモフとかどうも、過去に訳した覚えのあるものが見つからない。

ボケた犬のように随所に散らかしたコンパクトフラッシュだのフロッピーディスクだのと歴代の媒体をさかのぼっているうちに、とうとう、前のPCを引きずり出して、立ち上げるはめに。

そしたら、何とまあ、ハードディスクに吸い上げていないネタがあるわ、あるわ。

いつの間にこんなに生産していたんだ!ちょっとした隠し財産。全然、覚えのないマカロニ映画人もいるぞ!(笑)

RCN、ペースアップします。


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雑談:春から縁起のいい話(マカロニ的に)

2011年01月06日 | 雑談ほか
新春NHKハイビジョンで放送されたチネチッタの番組。フェリーニとかヴィスンコティの話題に終始するのかと思いきや、途中、マカロニウエスタンネタでモリコーネが登場!珍しく「荒野の用心棒」の音楽について言及。

さらに、ジュリアーノ・ジェンマに井筒監督がインタビュー!!「荒野の1ドル銀貨」のロケ地ばなしも披瀝。

春から縁起がいいぜ。(てなことで、次回のRCN :Il Ritorno di Cine Negrosはテレンス・ヒルをやるつもりでしたが、ジュリアーノ・ジェンマにします。)
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夜の稲妻

2010年12月21日 | 雑談ほか


1945年、ナチスドイツはソ連を除くヨーロッパを席巻し、中南米を事実上の支配下におさめる。一方、ソ連と日本は同盟を結び、独ソ日の大連合がアメリカへの攻撃を開始する・・・という架空戦記だが、執筆されたのが実はアメリカが参戦する前、1940年というのがミソ。

書かれた時代背景から見て、当時、アメリカが何に恐れていたかがよく分かるあたり、興味深い。500機もの大爆撃機編隊が米本土に襲いかかったり、無差別毒ガス攻撃をしてきたり、第五列による破壊工作があったり、アメリカの「ナチや露助、ジャップならやりそう」という過剰な恐怖心が随所に描かれる。

周辺国すべてが敵でアラスカやメキシコあたりから順次、攻めてくるってあたり、「原爆下のアメリカ」やジョン・ミリアスの「若き勇者たち」に通じるところがあって、アメリカにとって大包囲網を築かれるのって、本当にこわいんだろうな。

戦争自体は天下分け目の大戦闘が散発的に続くという展開で、この発想は中規模な作戦行動や小規模な戦闘が絶え間なく続き、それが大きな流れを作った第二次世界大戦とは戦争観の違いを感じさせる。

今の「現代の後付け知識を過去に持ち込んで戦争に勝ちます。」という架空戦記よりはよっぽど面白い本ですが、すでに絶版なので、読みたい方は古書店か図書館で。
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お前が言うなあぁ!

2010年12月03日 | 雑談ほか
うちの職場に届いたポスター。



「暴力追放」って、おまえらが言うな~!

この説得力の無さ、「バトルロワイヤル」公開直後、柴咲コウが防災防火のポスターで微笑んでいるの見て、「こいつ、絶対、火つける方だよな・・・。」と思って以来。(笑)

>>「エクスペンダブルズ
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なぞ怪奇超科学ミステリー

2010年11月29日 | 雑談ほか
小学校のころ、大好きだった学研のジュニア・チャンピオンコース。
ネット古本屋に1冊出品があったので、購入しました。



第1章「これが超能力者だ!」
第2章「これが奇跡だ!」
第3章「これが怪現象だ!」

もう、あおりまくり。(笑)
当時、どれだけ興味津々で、しかもビビリまくったか。

そして、この手の本の見どころ、かつ恐ろしかったのが



この手の挿絵!怖い!怖い!怖すぎる!!

「あっ!あれは何だ!」と指差しながら叫ぶ男性のイラストは激しく脳内にプリントされています。(笑)

この手の本で一番最初に買ったのが、同じシリーズの「世界のなぞ世界のふしぎ」で、これはもう一度手に入れたい。(この本とあと2冊の本が今のワタシの人生を決定付けているといっても過言ではない。)
数年前、神田の古書店で見つけたにも関わらず、買わなかったのが、ここ十年の最大級の後悔の1つなのです。

ところで、表紙の男性がワタシみたいだなんて言ってるは誰です?(笑)
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第二回午前十時の映画祭

2010年11月25日 | 雑談ほか
映画館に行ったら、来年から始まる「第二回午前十時の映画祭」のチラシが。

今年の映画祭が王道のハリウッド映画中心で、数作品しか足を運ばなかったのだが・・・

今回のラインナップの中には・・・
「タクシードライバー」!
「キャリー」!
「M★A★S★H」!
「ナバロンの要塞」!
「ディアハンター」!
「ひまわり」!
「007/危機一発」!
「フレンチコネクション」!
「ダーティーハリー」!
「ブラック・サンデー」!

そして、「荒野の用心棒」!!

何なんだ、このニューシネマ以降とヨーロッパ映画に重点を置いたようなラインナップは!!(「荒野の七人」とか「シェーン」なんかかすんでしまう。)

いきなり来年の手帳がビッシリ埋まってしまい、あと一年は生きる理由が出来たぜ。
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神の棘Ⅰ・Ⅱ

2010年11月21日 | 雑談ほか
舞台はナチス政権下のドイツ。若きSD(保安警察)のアルベルトとカソリックの修道士のマティアス、幼なじみであり、いまや相対する組織に属する二人が裏切りと謀略が渦巻く世界で出会い・・・という小説。(須賀しのぶ著。早川書房。)





ナチス(NSDAP)とカソリック教会の対立という今まであまりお目にかからなかったテーマで、筋立てとしてはおもしろいし、キリスト教に対する欧米人の考え方が垣間見れて興味深い。時代考証もしっかりしているので、参考になることも多い。

ただ、上下2巻の大作の割に主役2人の造形がステレオ・タイプすぎ、また第二次世界大戦の帰結が分かっていることもあって、物語として小さくまとまり、重厚さに欠けてしまっているのが残念。ほかの登場人物もおしゃべり(つまりセリフが多い。)で、時として読みづらい。

敬虔なクリスチャンか、熱烈なNSDAP党員(そんな読者いるのか?)の感想を聞いてみたいところ。

そいでもって、知人から送ってもらったドイツで開催された「ヒトラーとドイツ展」の図録。(300ページ以上の大著)ドイツ語はわからないが、眺めているだけでも楽しい。
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