予定時刻はどんどんと過ぎていき、1時間ほどが過ぎた頃、ようやくお迎えが来た。
「kameさん、行きましょうか、お待たせしましたね。一人目のオペが少し長引いたようです。」
かわいいおねいさん二人に付き添われ、点滴棒を持ってイザ3階のオペ室へ・・・
テレビで良く観るあのオペ室とは違い、だだっ広いそこはエアコンが程よく効いていて、ただ恐怖に寒気がしているのはわたしだけだった。
執刀する例のピカソ先生が少し離れた椅子に腕を組み座ったまま「あれ、kameさん、ヒゲそってないぢゃん。ダメだよ、剃って来なきゃ。邪魔な毛は剃らないと手術出来ないぢゃんか」
え?What??
せんせ、それ聞いてないし。それに切るのは右手だから・・・ワキ毛のほうが工事場所に近いですけど、剃って来なかったっすよ!
「ふ~ん」「仕方ないなぁ」と手術台に乗るわたしはサンマかアジだった。
メガネを外したわたしにはもう何も見えず、ただ目の前にかぶされた黄緑色の酸素マスクだけが見えていた。
「ぢゃぁ、kameさん、今から全身麻酔に入りますからね~」
「普通に息を吸ったり吐いたりしてくださ~ぃ」「どぉですか?」
あ、なんか臭いですね、これ・・・・・・・・・・・
・・・・「kameさ~ん。目を開けて~。」
・・・・? 途中で麻酔が切れたのか?やばいぢゃん!? まだ手術始まってないし・・・・マジ? 失敗? やりないこ??
メガネをかけていないので、回りの状況が良く解っていない。
「kameさ~ん、終わったよ~」
あ、ピカソ先生の声だ。
え、終わったのか?4時間掛かったその都市計画工事は、わたしには麻酔を吸った瞬間から約3秒の出来事だった。
ありがとうございました。
その一言をようやく虚ろな脳みそを動かして口から出したのを記憶しているが、その後個室で目を覚ますまでの記憶は全く無い。
麻酔が残っていたのだろうか・・・
「kameさん、行きましょうか、お待たせしましたね。一人目のオペが少し長引いたようです。」
かわいいおねいさん二人に付き添われ、点滴棒を持ってイザ3階のオペ室へ・・・
テレビで良く観るあのオペ室とは違い、だだっ広いそこはエアコンが程よく効いていて、ただ恐怖に寒気がしているのはわたしだけだった。
執刀する例のピカソ先生が少し離れた椅子に腕を組み座ったまま「あれ、kameさん、ヒゲそってないぢゃん。ダメだよ、剃って来なきゃ。邪魔な毛は剃らないと手術出来ないぢゃんか」
え?What??
せんせ、それ聞いてないし。それに切るのは右手だから・・・ワキ毛のほうが工事場所に近いですけど、剃って来なかったっすよ!
「ふ~ん」「仕方ないなぁ」と手術台に乗るわたしはサンマかアジだった。
メガネを外したわたしにはもう何も見えず、ただ目の前にかぶされた黄緑色の酸素マスクだけが見えていた。
「ぢゃぁ、kameさん、今から全身麻酔に入りますからね~」
「普通に息を吸ったり吐いたりしてくださ~ぃ」「どぉですか?」
あ、なんか臭いですね、これ・・・・・・・・・・・
・・・・「kameさ~ん。目を開けて~。」
・・・・? 途中で麻酔が切れたのか?やばいぢゃん!? まだ手術始まってないし・・・・マジ? 失敗? やりないこ??
メガネをかけていないので、回りの状況が良く解っていない。
「kameさ~ん、終わったよ~」
あ、ピカソ先生の声だ。
え、終わったのか?4時間掛かったその都市計画工事は、わたしには麻酔を吸った瞬間から約3秒の出来事だった。
ありがとうございました。
その一言をようやく虚ろな脳みそを動かして口から出したのを記憶しているが、その後個室で目を覚ますまでの記憶は全く無い。
麻酔が残っていたのだろうか・・・