「kameさ~ん、前で待っててくださ~ぃ」とギプス室のドアを開けてくれた。
え、このまま廊下で待つのか?指にワイシャツのボタンみたいなの付けたまま?
「kameさん、外はやめましょう、そのまま先生のところへ行ってくださ~ぃ」
そう言って私をまた中に呼び戻し、裏口から診察室に通してくれた。
こんちま~、おねがいしま~っす・・・
そう言って椅子に座り、名前と生年月日を伝えた。
「kameさん、ちょっとベッドに寝て手を出して。そうそうそんな感じで」
「消毒!」と言って看護師さんからコットンを受け取った先生はいきなり私の右手をまるでデッキブラシでプールの底を洗うようにゴシゴシっと何回も三回も・・・
出た!
私の悲鳴が!
驚きと、激痛が!!
汗がどっと噴出し、左手で右手の肘辺りを掴んでいても両足が壁に当たるほど痛い。言葉にならない。
でも先生はへっちゃらぴ~だ。更にぐりぐり。「あれ、痛かった?ゴメンネ~」と言ってるだけだ。
そして更に「抜糸!」と言っていきなりはじめた。
せ、せんせい、一体何針縫って頂いたんですか?
何か喋らないと悲鳴しか出てこなかったので聴いてみた。
「ん?100針位だけど。でもいいだろ、2回やらなきゃいけない手術を1回で終わらせたんだから。良かったと思わなきゃ」
そういいつつもバシバシと鋏とピンセットで切って行く。
もう限界、そうだ先生、それ以上に外が痛ければいいんですよね
「そうそう、そうだよ。いいところに気がつくねぇ」
冗談で言ったのに・・・
でも先生、左手も使ってるんで、ほかをつねることが出来ないんです
「ぢゃぁ無理に作らなくてもいいよ」
先生、このワイシャツのボタンみたいなボタンっていったい何ですか?ピアスにしては大きいし、場所が変なんですけど・・・
「あぁ、そのボタンね。取っちゃダメだよ。繋いだ腱がちぎれないように骨に留めてあるんだから」
絶対触らないから、大丈夫です
その間にも私の悲鳴はそこらじゅうに響き渡ったのであった。
え、このまま廊下で待つのか?指にワイシャツのボタンみたいなの付けたまま?
「kameさん、外はやめましょう、そのまま先生のところへ行ってくださ~ぃ」
そう言って私をまた中に呼び戻し、裏口から診察室に通してくれた。
こんちま~、おねがいしま~っす・・・
そう言って椅子に座り、名前と生年月日を伝えた。
「kameさん、ちょっとベッドに寝て手を出して。そうそうそんな感じで」
「消毒!」と言って看護師さんからコットンを受け取った先生はいきなり私の右手をまるでデッキブラシでプールの底を洗うようにゴシゴシっと何回も三回も・・・
出た!
私の悲鳴が!
驚きと、激痛が!!
汗がどっと噴出し、左手で右手の肘辺りを掴んでいても両足が壁に当たるほど痛い。言葉にならない。
でも先生はへっちゃらぴ~だ。更にぐりぐり。「あれ、痛かった?ゴメンネ~」と言ってるだけだ。
そして更に「抜糸!」と言っていきなりはじめた。
せ、せんせい、一体何針縫って頂いたんですか?
何か喋らないと悲鳴しか出てこなかったので聴いてみた。
「ん?100針位だけど。でもいいだろ、2回やらなきゃいけない手術を1回で終わらせたんだから。良かったと思わなきゃ」
そういいつつもバシバシと鋏とピンセットで切って行く。
もう限界、そうだ先生、それ以上に外が痛ければいいんですよね
「そうそう、そうだよ。いいところに気がつくねぇ」
冗談で言ったのに・・・
でも先生、左手も使ってるんで、ほかをつねることが出来ないんです
「ぢゃぁ無理に作らなくてもいいよ」
先生、このワイシャツのボタンみたいなボタンっていったい何ですか?ピアスにしては大きいし、場所が変なんですけど・・・
「あぁ、そのボタンね。取っちゃダメだよ。繋いだ腱がちぎれないように骨に留めてあるんだから」
絶対触らないから、大丈夫です
その間にも私の悲鳴はそこらじゅうに響き渡ったのであった。