今日は久しぶりの外出。
…といっても出版社との打ち合わせなので、
“仕事モード”で。
大高美由紀さんの草木染の帯に載せたのは、
道明の浅黄(うすき)の冠組。ここのところお気に入りの一本だ。
後ろはこんな感じ。
昼過ぎに、まずは浅草へ。
職人さんの提案で、カラスをいただくはずが
銀ねずというレアな台に。その草履をお嫁にもらいに行ってきた。
完成品は、コチラ
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どうでしょう?
お店で慌てて撮ったので、アングルに工夫がありませんが……。
でも、インスピレーションで何気なく、
鼻緒の裏にと選んだ渋めの鶸色が、銀ねずの台にぴったりで
茶にころんだ朱色のツボも目立って、
とても端正、かつ、そうそう他にはなさそうな草履に仕上がったかな、と。
この組み合わせ、もし職人さんが提案してくれなかったら実現しなかったし、
もし私が鶸色の裏を選ばなかったら、
やはりこの草履は誕生しなかっただろう。
いろんな偶然と、お店の方の心配りに感謝です
お店で改めて確認したところ、
この台の女性ものは、本当に在庫僅少だそう。
考えている方は、事前に電話問い合わせしていただく方が、
とのお店の方のお話でした。
以前、尊敬する着物の先輩からいただいた畳表の草履も
一緒にメンテナンスしていただいた。
春のオシャレが、楽しみだなあ
畳表にしても、銀ねずにしても、
「つま先とかかとが傷つきやすいので注意を」と職人さん。
「そうそう、エスカレーターが危険なのよね」とお店の方。
(確かに、降りるときの「ギザギザ」につっかかったら……)
もし傷ついて、編みこんである繊維がぴょんと出てきてしまったら、
木工用ボンドをたっぷり塗って、貼ってください、とのこと。
また、(これはよく知られているけれど)
水に濡れると繊維が水を吸って膨張し、元に戻せなくなるため、
雨の日は厳禁。
今日は何となく雲行きが怪しかったので、
履かずに箱に入れていただいた。だけど……
お店を出て、すぐはす向かいにある「浅草 むぎとろ」で
ランチをし、
夏の花火大会では“特等席”となる、
同店屋上のラウンジでコーヒーをいただきながら、外を眺めていたら、
(やっぱり、履いてみたいな)と思って、ごそごそチェンジ。
履き心地は…… お店で鼻緒をかなりきつく挿げていただいたので、
フィット感はとても良かった。
その後、いろんな歩き方をして家まで履いていったが、
いくぶん、体の重心を後ろにおいて、ゆっくりめに歩くと、
疲れず足も痛まない。
スタスタ早足になったり、前のめり気味になると、
底がすべったり、すねのあたりが痛くなったりするのがわかった。
小粋で渋めの銀ねずだが、
どうやら、見かけによらず“おしとやかな”草履のようだ。
※「カラスにすげたい」 過去ログはコチラ → 1 2
※長谷川商店さんといえば、このやりとりが傑作 → 「草ですから」はコチラ
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