出版社での打ち合わせに着物を着て行った。
“マダム越後”(越後上布に縮がかかった生地)に、島仲由美子さんのミンサー帯。
少しでも軽く、涼しくしたくて、ここのところ帯板すら入れていない。
襦袢も筒袖で、かなりカジュアルな着方だ。
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“事件”が起こったのはその道中。
電車の中というのは、いろんな人がいるもので、
今まで私は幾度となく、デンジャラスなシーンに遭遇してきた。
例えばコレとか。(←かなりスリリング)
ほかにも、隣の人がマスカラでやおらメイクし始めたり、
インクたっぷりのサインペンやマーカーで勉強し始めたり、
洋服だってヒヤヒヤだけど、着物だとなおさら。
今日、遭遇したのは……。
日焼け止め。
手やひざ頭にちょっとつけるだけなら気にならない。
肘から先にささっと塗るくらいでも、許容範囲だろう。
ところが、
向かいに座った20代と思われるミニスカートの彼女は、
生脚に白いローションをボトルから直につーっと出して、
赤いペディキュアのつま先から
膝上20㎝まで、マッサージするかのようにたっぷり、塗り始めたのだ。
まず右脚…次に左脚。
ゆっくり、じっくり、時間をかけて。
正直、目のやり場に困った。
もし彼女が私の隣だったら、着物の安全のために
席を立ってしまったかも知れない。
今回は向かいの席だったので、着物への影響の心配はなかったが、
100%の乗車率、ボックスではないいわゆる通勤電車、
たくさんの目がある中で、この行為はいかがなもの?
日焼け止めなら、メイクと違って、
「ビフォー、アフター」がないから、気にならない?
私にとっては、思いがけないラフ・プレーだったけれど……。
電車の中一つとっても、
人の目を気にしなさすぎ、想像力なさすぎ、な人が増えたような気がする。
その点、着物を着ている人は、適度に人の目を気にしている
(気にせざるを得ない)のかな、どうなのかな。
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