神奈川絵美の「えみごのみ」

八掛、完成!

お花見気分もひと段落した数日前の午後、
仁平幸春さんから「八掛、染め上がりました!」とメールが。
いそいそと、添付ファイルを開く。


そこに舞っていたのは、花の名残か、未来の生命か。


当初の予定では、地色はもう少しピンクがかったパープルだった。
でも、それでは表地となじみ過ぎてしまうので、
「裏の世界観をつくるために」やや青みに転んだ
グレイッシュなパープルにしたそう。
少し重めの色が、表地を程よく引き締めている。



見本と並べてみた。
撮影の条件が同じでないため、比較はしにくいが、
完成版の方がよりクリーミィな感じ?
そしてモチーフはより儚げ&軽やかに、
まるで表地に当たった光が、キラキラと裏地までこぼれてきたような…。
見本よりも「拡散する感じ」が出ているように思った。

こうして眺めていると
ずっと前から「ここにいて当然なのよ」という表情に
生まれるべくして生まれた八掛、と言いそうになるが、
紛れもなく仁平さんの感性と技術、努力によって
「生みだされた」ものであることを、忘れてはならない。

こうして私の着物は横浜の、山本秀司さんのもとへ…。
まだまだ、エピソードは続きます。

コメント一覧

神奈川絵美
やっぴーさんへ♪
こんにちは 私も実物を拝見したい~(今回は多忙ということもあり、写真で確認のみなので)。
誂えの舞台は横浜に移り、またいろいろありそうです
やっぴー
みなさまがいろいろお書きになってらっしゃるので
ワタシは一言だけ。
早く実物を拝見したい~
神奈川絵美
衣舞の袖さま♪
こんにちは そうですね、裏地は裏地でちゃんと一つの世界ができているのが、いいですよね。
お仕立てについても先方に了承いただければ、過程をアップしていきますね。
神奈川絵美
はつきさんへ★
こんにちは そうですよねー、完成品ができると「これ以外考えられない」って私も思いましたよ!
仕立てあがるとまた雰囲気が変わるのかなあ…楽しみです。
神奈川絵美
sachikoさま☆
こんにちは 構想よりも見本の方が、そして見本よりも完成品の方が、どんどんよくなっていきますよね。

可愛いおばあちゃん…ひゃーまだ想像つかないですが、「いじわるばあさん」になっていないことを祈るばかりです
衣舞の袖
直線+丸み=絵美さん
http://plaza.rakuten.co.jp/tagasode/
こんばんは!
ご縁が繋がる手から手へ、そしてますます素敵なおきものになっていきますね。
縦糸と横糸の直線から成る紬に、ハートや花びら(?)の丸みが裏に加わって、いっきに世界が広がったような・・・それでいて、個性がはっきりしてきましたね。

次へのバトンタッチも楽しみです。

はつき
さすが!
http://blog.goo.ne.jp/asochan0930
見本でも素敵と思っていたのに完成版を拝見すると、もうこれしかない!わずかな違いなのに実際の効果はこんなに違うのですね。そのあたりのさじ加減が、さすが!と頷かされます。仕上がってくるのが本当に楽しみですねー。
sachiko
まぁ~~~
絵美さま♪

最初のイメージから「素敵」が ひとつ・・・ またひとつと加わり
其の過程をご一緒させていただくこと
とっても幸せな想い ありがとうございます。。。

この八掛が加わることで 年を重ね可愛いマダム・・・
そして可愛いおばあちゃま
ず~~っと ずっと絵美さんと共に

このお着物纏った絵美さんとご一緒の機会に恵まれますように
神奈川絵美
つきのこさま☆
こんにちは おー、ぜひぜひ、完成の暁には、といわずそれ以前でも、お会いしましょうね! 
また経緯をアップしていきますので、お時間あるときにでも遊びにきてください~
神奈川絵美
セージグリーンさま☆
こんにちは いやもうホントに贅沢ですよね…私なぞには勿体ないくらいなのですが、完成するまでには少しでも相応しくなれれば、と思っています。

着るのは秋の袷以降になりますが、また経過をブログで報告していきますね
つきのこ
こんばんは♪

うっとりと拝見させていただきました。

人の手から手へと導かれ、完成していく
着物の物語に感動しております。

ぜひぜひこのお着物を着たときを
間近で拝見させてくださいね。
セージグリーン
光と影
久々にお邪魔しましたら、八掛もオーダーなさるなんて、
何と贅沢なお着物が,,,。
紬地の優しいパステルカラーを、やや抑えた色味の八掛が
穏やかに引き締めて、かわいらしさと知性が共存する絵美様にピッタリ!ウットリです、、、。
お召しになったところを早くは意見したいものです。
神奈川絵美
Medalogさんへ♪
こんにちは わー、早速見に来てくださってありがとうございます
モチーフの見え方にも、おっしゃるとおり「こだわり」がありますよねー。私、ホントに、表地から色がこぼれてきたような、そんな印象を受けました。
陽の光の下だとまた見え方も違うのかも、ですね
神奈川絵美
風子さんへ☆
こんにちは 優しいのに引き締め役にもなる色って、やっぱり素人には思いつかないものですよねー。

まだ道のりは長い?のですが、また報告していきますね
神奈川絵美
Miwakoさんへ★
こんにちは 確かに地色が少しクールに転んだことで、年齢に関係なく着られる感じになりましたよね。

これからお仕立て…楽しみです。また報告しますね
Medalog
わー、八掛の画像が見られて嬉しいです!
私も見本より仕上がりのほうが着物に馴染んでいて素敵だと思います!地色もモチーフの見え方も…

次はお仕立てですね。こだわりの一枚がだんだん形になっていきますねえ。
いつか、陽の光の下で実物を拝見してみたいなあ。
風子
まぁ
http://blog.livedoor.jp/fuko346/
この美しいきものが完成していくのを拝見
できて、こちらまで幸せな気分を味あわせて
いただいています。

優しいけど、表の薄い色をひきしめる地色が
素敵です。
Miwako
素敵ですね
私も最終版の八掛の方が、表地と見事にマッチして、どちらも引き立てあっているようにお見受けします。この地色になって、年齢を重ねられてもお召しになれそうな落ち着きも感じます。遊び心いっぱいのプチプチの柄も、いかにもお誂えらしさを高めていますよね。

絵美さんが、いったいどんな帯を合わせられるのか、ますます楽しみです。
神奈川絵美
りらさんへ★
こんにちは そうですよね、こうして並べてみると、モチーフの大きさも、完成品の方がよりしっくりきているような。
この、何ともいえない地色も、オーダーメイド感たっぷりでお気に入りです
りら
さすが・・・
ほんのちょっとした違いですけど、仕上がりの方がぐっと良くなっていますね。
(って・・・偉そうな言い方で済みません!)
実際にお召しになって歩かれるのを拝見したいです~。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「「シスレーの居る風景」お誂えの記録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事