スーツ着物に、大高美由紀さんの吉野格子の帯は久しぶり。
仕事なので帯周りは控えめに、浅黄色の冠組と、ほんのり桜色の帯揚げ。
シンプルな着物だけれど、
今日は珍しく(初めてかも)後姿のお太鼓のたれや下あたり、
皺がまったく出なかったので、つい嬉しくなって全身を貼ってみました
家の中で……。帯位置はまた、高めに戻ってしまったかな?
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さて、お会いしたのは
とある分野の第一人者で、メディア出演も多いI先生。
実は、大のお着物好きで、私は先生と、呉服店で
ばったり行き会うことが何度かあった。
勤務中はさすがにお召しにならないが、
ご実家の医院を手伝うときには、着物&白衣だそう。
外へ出るときは、オンオフ問わず、着物が基本。
「この間もね、ある学会にゲスト講演者で呼ばれたとき、
すごい台風だったのだけど、まあいいかって着て行ったの」
何しろ着物の方が普通なので、悪天候だからって洋服というのも…。
わかる、わかる
まーでも雨も風も強いとだめねー。裾がびしょ濡れになってしまって。
と、大らかに笑う。
「そうやって仕事の場にも着ていくとね、みなさんから
着るのたいへんじゃないですか?って聞かれるのだけど、全然よねー。
着物の方が着ていてラクだし」
私も、同じ…!
「昨夏、上布で外出したら、
足元がすうすうして涼しいの。濡れているのかな?と思って見たら、
そうじゃないのね。熱気や湿気を吸ってくれているみたい。
やっぱり、着物は日本の風土に合っていると思うの」
そうですよね!
……。
取材はもちろんきっちりと、良いお話を伺えたが、
着物の話も同等以上の熱の入りよう。
先生とは、呉服店以外では約7年振りにお会いしたのだけど、
私が着物で現れたことをとても喜んでくださって、
その笑顔を見て、私も喜んで。
海外の研究者の友達と、郡上紬で写っているツーショットや、
愛犬と、着物姿で写っている写真を見せてくださったり、
(実は大のワンコ好きなところも、私と共通)
取材が終わった後も、話は尽きず……。
こういう、「日常的に着物」をごく普通のこととして捉え
実践している医師に会うと、とても勇気づけられる。
もとより、今まで着物で医師の取材に行き、とがめられたことなど
一度もないけれど、
着物で仕事をすることに、もっと自信を持っていいんだ、と
お墨付きをもらったような気持ちになった。
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