神奈川絵美の「えみごのみ」

前言撤回

今年はあまり秋らしさを満喫しないまま、
もうすぐ12月……

都心へ行く用事があり、
慌てて紅葉帯を出しました。


小森草木染工房でいただいた
オレンジの太い帯締めでアクセントを。
今回も、衣紋は詰め気味にできたかな。

そして……

「これを着ないと!」

一年寝かせてしまう……


秋の羽織。落ち葉に小さなワンコ柄。

このコーデ、実は2年ほど前に

自分でTOO MUCH!と却下していた組み合わせ。
前言撤回……とはいえやっぱり、ちょっと賑やかかな。


でも。


これは出先で撮ったものですが、
移動中は結局、この写真のようにマフラーを
羽織と着物の間に挟んでいたので、
意外とスッキリ。

マフラーは、“織姫”吉田美保子さんの紬地です


さて、出かけた先は……


新橋の某ビル内の研修室。

この日は認知症に関する講演会でした。

私のフェイスブックの方に、一足先に感想を
アップしたのですが、
もしかしたらご興味がある方もいるかも知れませんので
記事の最後に、同じものを載せますね。
多少、専門用語があり堅めの文章ですが……。
(登壇者の所属やお名前は、こちらでは控えさせていただきますね)


ちなみに、これは講演資料の一部。
平均寿命は世界トップクラスの日本だけれど、
男女とも10年前後、「人の手を借りなければ生活できない」状態になってしまう、
という統計が出ています。
女性は12年強も……!

(女性の場合、骨粗しょう症を背景とした大腿部骨折で
寝たきりになるケースが多いのだと思います)

私自身は、
母方の祖母が60歳、母が61歳で亡くなっているので、
62歳以上生きるのが第一の目標なのですが、
例え70歳以上生きられたとしても、こんなに長く、何等かの支援や介護が
必要になってしまうとしたら、

着物が、もったいない!

今のところ、この 小市民的発想 着物愛が、
健康維持・向上のモチベーションになっています

-----------------------

(フェイスブックに投稿した内容です。公開記事になっていますので
私の本名をご存知の方は、関連画像付きでご覧いただけます)


【問われる認知症の“診断”】

画像検査で、明らかに認知症、或いは将来、
認知症になる所見が出ているのに、
何も手が打てない・・・?

本日、認知症の画像診断に関するセミナーに
出席しました。
主題は、認知症の各タイプ
(アルツハイマー型、血管性、、、etc.)の
脳SPECTおよびMRIの画像の解説でしたが、
現行の診断基準では、画像上で異変が認められても
「症状」が出ていないと診断がつかない
         =保険診療の対象にならない、
という問題点についても言及されていました。

軽度まで入れると一千万人とも言われる認知症人口。
発見が早いほど、薬が効きやすいことがわかっていますが、
相当進んでから受診するケースが大多数だそう。
折角、画像での鑑別技術が進歩しても、
早期治療には今のところ活かされていない現状が浮かび上がってきます。

なお、「自分は認知症かも?」と自ら受診する人はまず
認知症ではない、
と、今までの取材で複数の医師から聞かされていましたが、
必ずしもそうともいえず、特に教育水準の高い人は、
診断基準(簡易認知機能検査)にひっかからなくても、
画像検査をしたら明らかに脳血流の悪化や脳萎縮が
見られた(アルツハイマー型だった)という例もあるそうです。

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
秋ものは難しいですねぇ。葡萄帯も1回、
紅葉帯も2回、この羽織もあと1回着られるかどうか。

9月でも、暑い日には秋ものを着る気になれず、
12月に入ると暖かくても、もう秋ものの気分でなくなる、
というのが問題ですよね
香子
> 「これを着ないと!」一年寝かせてしまう……

そうそう(笑)
年々秋が短くなって来てますし
早くで番を作らないと〜
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