神奈川絵美の「えみごのみ」

真冬の夜の

昨秋、
何の前振りもなく「かわいいですね」とつぶやき、
私を戸惑わせた編集者の話を書いた。
「あのう……、着物と帯ってつながっているんですか?」
という迷言を残した彼だ。

その仕事がほぼ終わり、(もう着物のことを教える機会はないかなあ)
思っていたら、

どうも内容が良かったのか、どうなのか
次の案件もぜひ! と口説き落とされ、
年明けから再び彼と組むことに。

しかしいかんせん、彼の担当する案件は、取材先がうちから遠く、
前回は埼玉、今回は千葉。
しかも、診療後の夜の時間帯だ。

翌日は雪になろうかという、寒い日の夕方。
選んだ一揃いは……。


ヘビロテ気味の、なす紺の結城に
awaiさんのパーティの、じゃんけん大会で勝ち取った博多帯。
帯の質感はやや冷たいが、
少しでも体への負担を減らしたくて(洋服にすればという突っ込みはなしね)。


帯締め、帯留めもawaiさん。
博多帯に使われているピンクと同調して、若々しいイメージに。
右の写真は袖口を撮ったもので、黒地に吹き寄せ柄の襦袢。
内側はこのくらいカラフルにしておく方が、
無地よりも暖かみが出ていいかな、と。

ちなみに、帯揚げは志ま亀さん。

これも、着姿のアクセントになるかな。

それにしても、往復4時間、深夜の帰宅はツライ……。
寒さがピークの、今の時期はなおさらのこと。
編集の彼も、私の着物姿にすっかり慣れてしまったようで、
特に関心も示さなくなったし。

それでも、「次の(この案件の)取材には、何を着て行こうかな
などと、ワクワクしてしまう私。
着物好きにもほどがあるというものだ。


※若者の「可愛い基準」がわかるようなわからないような。
  →「カワイイものが好き」記事はコチラ

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
そういえば、彼の「カワイイ語録」はこの日、
ありませんでしたね・・・。
彼にとって「カワイイ」は、面識があまりない
人との、話題づくりのキーワードなのかも
知れませんね

この人ではないのですが、
長い付き合いのある別の編集の男性が、
最近着物を習い始めたそうです。嬉しいですよね
香子
ふふふ、お会いする方にあわせてか
帯回りが可愛いで~す
そのうち彼も着物を着てみたいと思い始めたら
嬉しいですよねえ~
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