私の病気は左卵管ガン直腸浸潤!

ガン告知からストマ(人工肛門)閉鎖まで。あれから一年半。振り返ってみればいろいろあった…

人工肛門(ストマ)

2016-11-05 13:24:26 | 闘病記
腸も手術するから、当然空っぽにしなくてはならず、前日は絶食!
そして人工肛門(ストマ)の位置の印付け。

これが…
おへその周りに、まるで幾何学模様かナスカの地上絵かって感じの図柄がマジックで書かれていた!
4カ所大きな点があり、それのどこかにストマがつけられるらしい。
ストマ:ギリシャ語で「口」という意味。
お腹から腸が顔を出すところが、「口」に見えるところから名付けられたようだ。
私の場合は回腸(小腸)というところにストマを作るので「回腸ストマ」。
結果から言うと、おへその右側の切り口から小腸が二つ顔を出していた。
最初はこわごわ、看護師さんに「見てみる?」と促されて見てみると…まるで湯むきトマトみたい!
3ヶ月もすると大きさも縮まり落ち着いてくる。
不思議なことに小腸には神経がなく触っても痛くもかゆくもないんだよ。
さらに自分の意思で動かすことができないので、勝手にムニムニ、モニョモニョ動いてる!
これがだんだんかわゆく見えてくるから驚き♪
まるでペットみたい♡
人工肛門と人工膀胱、二つ付けている人の中には、名前を付けている人もいるそうだ。

3~4日に一回装具を取り替えるんだけど、その度に「ちゃんといい子にしているかな?」と自分のストマに語りかけちゃったりもする(^_^;)アハハ
10ヶ月ストマを付けていた中で、一度だけ大パニックになったことがある。
夜装具を変えようと見てみると…
片っぽ、便が出てくる方の腸が引っ込んでしまい、お腹の中から「こんちわ~」とちらみしているではないか!!!
「ぎょえ~~~!おまえそんなとこで何やっとんじゃ~~~~!!!」
このままだと腸は完全にお腹の中に入ってしまい…
私の頭には、腸がお腹の中でのたうち回り、便を吐き散らしているの図が…
夜だし病院に連絡つかないし、で翌日の朝一で病院に電話。(幸い朝までストマはおなかの皮にくっついていて、引っ込んでいなかった)
「ご自分で処置していただきま~す!医療用手袋の代わりにラップを使ってモニョモニョ腸を突っついて、お腹に力を入れ腹圧をかけてくださ~い!」
へっ!?自分でやるの!?
早速おそるおそるやってみると、これが簡単に出てきたではないか!
モニョモニョして、ん~~~~!と力を入れたら、ニョコニョコと引っ込んでいたストマが顔を出してきた♪
以来、私はたびたび腹圧をかけていた。

ちなみに私のストマは一時的なので保険がきかない。
月々にかかる装具の費用は1.5~2万円ぐらい。
永久ストマだと保険がきくけど、聞いた話では1割引にしかならないとか。
公衆トイレでは「オストメイト」の印、といっても今回私は初めて知ったんだけど、人の形でお腹の左側に十字の印があるやつ、あれがオストメイトで、人工肛門、人工膀胱を付けている人が使えるって印!
洗面台があるから、万が一外で装具を変えなければならなくなった時には便利。

<つづく>

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