犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

しつけのこつ。

2025年01月30日 | おせわがかり日誌

あまりに放置しすぎていて、あと90日で退会しまっせというお知らせを頂いた。それでも重い腰があがらず、残り60日を切って、ようやく来てみると、ずっと以前に下書き保存していた記事があったので、今更だけど、公開しようと思う。これがいつかはわからないのだが、多分、2018年だと思う。

うちの柴犬二代目のころすけが子犬で来たころで、そして2025年の今、ころはもういない。6歳を目前に、2024年3月、病気で亡くなった。この子と私の相性が最高だったので、あまりにショックで、もう犬はいい、と思っていたのだが、オレコが動揺してしまった。こんちゃんは老犬だったからか、その死をすんなり受け入れてくれていたのが、子犬の頃からかわいがってきた相棒がいなくなったことが、こたえたようだった。13歳だし、この年齢で子犬を迎えるのはどうかと心配もあったのだけれど、昨年の初夏に迎えた柴犬三代目がふくすけだ。もうすぐ10ヶ月になるが、こいつがまあ乱暴者で、まいにち大変なのだが、なんとか暮らしている。久々にきたブログで過去の自分たちを振り返り、そんなこともあったな、と、削除するのもなんだかな、というので、ここに記録のために公開する。2025.1.30▼

 

ころすけをもらいうけたとき、(たぶん)高名なドッグトレーナーのDVD4本セットを頂戴した。
折に触れ、その映像を見ていたのだが、参考になる部分と、なんかちょっと違うんだよなという違和感が正直あった。
犬には散歩は必要ないとか、悪いことをしたら水入りのペットボトルを投げるとか、え?なんで?どうして?と驚くことが多かった。

その違和感ひとつひとつをここに上げることはしないが、多分、この指導は多頭飼いであるとか、調教ベースなんだろうな、という感じであった。
きっとそれが向いているとか、そうでないとうまくいかないという犬もいるのだろう。
散歩には行かなくても、飼い主と年がら年中一緒にいて、特訓したり、ショーに出たり、賞をもらったり。
お散歩はしなくても、そういうのが好きなんだという犬がいないとは言えない。
だから否定はしない。

でも私たちの暮らしはそうではなくて、犬には毎日お留守番してもらわないとならないし、普段の生活の中で、犬にとっての楽しい時間は少ない。
そんな暮らしで、厳しい調教みたいなしつけをしていたら、心がひんまがって育ちはしないだろうか。
百歩譲って、初めて犬を迎えるというときなら、そういうもんかと思ったかもしれない。
だが、オレコと7年、こんちゃんと3年5ヶ月を暮らしてみて、わかったことがたくさんある。
彼らにとってどれだけ散歩が重要か、何がいやで、どういうことをすれば喜ぶか、どれだけ心が繊細か。

そりゃオレコに比べれば、ころすけはやんちゃ坊主でかなり手こずりそうだ。
気を抜いていると、乱暴者に育ってしまうかもしれないし、取り返しのつかない困ったちゃんになる可能性だってある。
一体どういうしつけがいいのだろう。考えてみた。

私が犬と暮らしているのは、犬が笑っていると楽しいからで、そのためにはやっぱり、心のやりとりがごく自然にできる関係であるのが望ましい。
うちの場合、犬との暮らしで最も重要なのは(決してしつけをおろそかにするつもりはないのだが)コミュニケーションである。

犬は声をかけ、話をすると、どんどん頭がよくなるように思う。
いや頭がよくなるというのはちょっと違う。通じるというか、わかるようになるのだ。
ここだけの話、オレコは、私や家族のいうことは、ほとんど理解している。
ちなみに痴呆になる前の話だが、こんちゃんだって、しっかり理解していたし、気持ちを汲んでくれる犬だった。
時間はかかるが、犬(猫)とあうんの関係になるのは、何ものにもかえがたい。
相手が心を開き、リラックスしていることが重要だ。
徐々にその犬の面白さが際立ってくる。

それには、あの教えはちょっとヘビーではないだろうか。
まだまだ子犬のころすけの信頼を損ねる気がしてならない。
で、DVDの内容も頭に入れつつ、そうではない方法をYouTubeで探していて、最近はよく、このトレーナーの動画を参考にしている。

子犬のしつけ 甘がみ理由と対処法 【犬のしつけ方@横浜】by遠藤エマ トレーナー


星の数ほどトレーナーさんがいて、その教えもいろいろだ。
そして、効果的であり、より実際的な犬のしつけ方法も日々更新されている。
こちらもさぼらず、こまめにアップデートして、犬との暮らしに役立てようと思う。

それにしつけっていうのは本来、犬の数だけあるような気がしている。
ころすけも、こんちゃんのように、やさしくて、面白い犬になってもらいたいからねえ。
最低限でも社会になじめれば、優秀でなくてもぜんぜんいいので。