暑い夏ー佐渡の海岸
残暑お見舞い申し上げます
今夏は大阪と広島に行ったことと、何よりの暑さで外で絵を描くことが出来ないでいる。
しかし、残暑見舞いのはがきのため、すこし前にとった写真からこの絵を描いた。
描いている間は幼い頃のふるさと佐渡の海岸に戻った気持だった。
高校生の”原爆の絵”
久しぶりに訪れた広島では原爆の日の平和祈念集会の前日に
いくつかの平和行事に参加した。
生協の”虹のひろば”では広島の高校生の描いた”原爆の絵”に感銘を受けた。
「原爆の絵」を描いたのは基町高校の生徒たちで会場には30枚ほどが展示されていたが、
それぞれ被爆者から聞いた被爆体験がテーマとされていた。
絵に添えられた説明文には被爆の場所、製作者のコメントと被爆者のコメントが書かれていた。
生徒たちの経験したことのない惨禍を絵にする作業のなかで考えたこと、
被爆者の評価と感謝の言葉など、これまでに書かれた被爆の記録文などにはないもの
として「被爆の記憶遺産になる若い世代による貴重な伝承活動だ」と思われた。
絵の構図や色彩、その表現力もレベルの高いものだった。
そのあと、かってスケッチしたことのある原爆ドームや原爆の子の塔などをめぐりながら、
自分もこの高校生のように見る人に訴え、考えさせる絵を描くことが出来るだろうかと考えた。
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