最も使用頻度が多く、茶席菓子に用いる
桜沢先生「月に二度、一日と十五日に小豆飯を食べることで、その月の体の邪気が払われるくらい小豆は身体によい」
植物蛋白多く、ビタミンB群宝庫、昔から、利尿、解毒の作用があると言われ、腎臓病や皮膚病によく効くことが知られ、体験で知り、日常生活に取り入れ、伝統行事に遺した
*灰汁気は滋養になり、不要なものを溶かし、排出する力、調理によって滋養分に変える
*昆布と煮合わせることが、早く煮え、滋養分が多く生まれる
品種 大納言、中納言、小納言、金時等多様、小納言や小さい小豆は皮と胚芽にビタミンB群集中、小粒であるだけ数多く表面積が多い
寒暖差が大きい北海道産小豆は風味が強い
選別 粒が揃い、表面に艶がある
扱い方 浸水無し、表皮が固く、吸水しにくいが、内部から膨張し、胴切れ防止
昆布と塩と時間と火加減で灰汁を調和させる
火加減 焦げない程度の中強火、豆が7~8割踊っている状態
澱粉のα化 豆に含まれる澱粉は85℃以上の加熱で水分と糖分を吸って糊状になり、口当たりの良いなめらかな餡になる
前日に仕込む なじんで、状態がよくなる
*灰汁が旨味に変わる
小豆昆布 腎臓病の補助的薬効食、便秘、肩凝り解消、疲労効果、糖質代謝、血液浄化、利尿作用、体毒排泄、塩ぜんざいのように、汁に妙薬、煮詰めれば餡になる
甘味 量が重要
小豆の薬効は半減する
使い分けて夏場はあっさり、冬場は濃くを
火の止め際に入れる
欲するのは、舌先で胃袋は不要
砂糖は暑い国で繁るさとうきびから作られ、暑さに耐える冷たいもので、身体を冷やす作用があり、煮物に入れると柔らかくなるが、体内では、固い骨や歯まで蝕む(むしばむ)
黒砂糖はミネラル、カルシウムを含むが、白砂糖は皆無で漂白時に硫酸使用なので注意