アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

男は育児なんかで休むもんじゃねえ?

2013-03-17 06:00:02 | つれづれ
イクメンという言葉がある。育児に協力する男性のことで、今や好感を持って女性からは受けいれられる存在のようだ。

 とはいえ、まだまだそんな世界とは程遠い会社も少なくないようで・・・こんな記事を見つけた。これも一種のブラック企業と言えるかも知れないが、これに近い会社は少なくないのではないかって。
 愚娘が生まれたときは、まだ世の中がイクメンなんてものを認めていなかったときだ。生後一か月検診のときに、小生公休を取って付き添った。

 ショックだったのは、そのことに対して職場の女性が不満を漏らしていたことだった。いわく「男がそんなことで休むなんて」と・・・
 正直、このセリフが男性でなく、女性から出てきたことがショックだった。一方で、以前の上司がこんなことを女性の職員の前で語ったことがある。

 「皆さんは、当社の大事な職員である。大事な仕事をやってもらっているわけだから、子供の病気や用事なんかで休まれては困る。なぜ、ご主人に休んでもらえないのか。職員として、仕事をしているということでは、皆さんはご主人と同じはずだ」と。
 理屈上は、そのとおりである。その頃娘が熱を出し、家内がどうしても休めないときに、小生が休んだことがあった。

 当然のごとく上司は烈火のごとく怒った(爆)。「男がそんなことで休むのか」と。すかさず、小生、「あなたは以前、こうおっしゃいましたよね。この日は、職員として勤務している家内が休めないから小生が休んだのです。業務にも支障はなかったはずですが」と。
 「馬鹿野郎、管理職がそんなんでは示しがつかないだろ、そんなこともわかんねえのか」

 正直小生、まったくわからなかった。いや、正しくは、わかるつもりがなかった。女性の部下に対しては、「子供のことで、なぜ女性が休まなくてはならない」と言っておくかたわら、「子供のことで男性が休むのはダメ」と。
 わかったのは、理屈はどうあれ、男性も女性も休むのはけしからんと言いたかっただけかと。そうなら、あんな「なぜご主人に・・・」なんて言うのかと。

 そんな会社が、今では男性が育児休業を取るよう勧めている。どうかすると、なんとか取得の実績を挙げたいという感じで、無理にでも・・・と。
 だいたい、そんなことを勧奨して取得させようということ自体がナンセンスの極み。こんな時代錯誤の会社がいつまでもつか・・・と。これが表からはブラック評価されていない企業だというから・・・(汗)

 まあ、勤労意欲もロイヤリティもまったくなくなってしまっている状況下、そろそろ会社が肩をたたいてくれるかも知れないが・・・
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