先日の記事で性懲りもなく・・・なんて紹介したが、去る16日は、年に一度の落語の発表会だった。
会場はいつもの深川江戸資料館のホール。落語をやるにはちょうどいいサイズであるが、演者にとってはお客さまの反応が聞こえにくいというところがある。
小生の出番は深いところだったが、会場設営のお手伝いも・・・ということで、早くに出かけた。で・・・前座の方にお願いして会場設営の模様を・・・
実はこの会は、前座はセミプロの女性で、下座のお囃子はプロという贅沢なもの。下手なのは演者だけという・・・なかなか恥ずかしい会だ。
しかも前日あたりから「急に都合がつかなくなった」とか「近所で不幸が」とかのお断りも入る・・・むむ、これはほとんど落語の「寝床」状態だぞ(汗)
とはいえ、ごひいきから花も届くし、たくさんの差し入れを頂戴するし・・・で、なかなかのにぎわいになった。
おかげさまで、心配だったお客さまの入りも十分で、もう後は頑張ってやるだけである。稽古不足のせいで手応えがもうひとつなまま、出囃子の「さわぎ」(←歌が入ってますが、こんな曲です。)が鳴る。
座って一口開くと同時に、スイッチが入った。あれれ・・・こんなにスムーズに話せたっけ? 稽古よりスムーズに行けるのだ。
ひとつには温かいお客さまのおかげであるが、気のせいか亡き母が背中を押してくれたような・・・というのは、今回母の遺品の反物を仕立てて高座着にしたのだ。
おかげさまで、変なトチリもなく終了。時間も予定どおりだったし、お客さまからの評価もまずまずだった。
また、今回来られなかった方々からは、来年こそは・・・なんてメールもたくさんいただいた。うーむ、真に受けていいんだろうか。
といいつつ、下座さんと話しながら、来年のネタの相談をしている小生・・・世間の迷惑顧みず・・・あぶない水域に入りつつあるかも。
今年ご来場のごひいきの皆さま、本当にありがとうございました。来年もよろしければ・・・あっ、よろしくない? こりゃまた失礼いたしやしたあ・・・
でもやってしまいそう・・・(←全然人の話を聞いていない)
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