先日テレビを見ていたら、京都の三千院の桜を中継していた。そのとたん、頭の中に♪京都、大原三千院~というあのメロディが流れてきた。
そう、皆さんおなじみの「女ひとり」である。ってか、この曲、メロディは口ずさんでも、意外に曲名知らなかったりして・・・(←お前もそうだろって)
時に、この歌、生粋の京都人からは冷ややかに見られているってご存じだろうか。えっ? と思う方も多いだろう・・・
この歌詞作った人って、京都の人じゃないというのだ。つまり、大原は京都ではないというのだ。もちろん、大原は京都市だが、生粋の京都人に言わせれば、京都と言えるのは碁盤の目の一条から五条までだという。
したがって、八条あたりの京都駅はすでに京都ではないと・・・
そしてそこから、京都に関する歌が次々とつながってきた。高校生の頃の思い出だ。当時はフォークソング全盛で、ラジオなど聞いているとやたらと流れていた。
まず思い出したのが、南こうせつとかぐや姫の「加茂の流れに」だ。当時初めて聞いたときに、フォークソングっぽくないなあと思ったことを覚えている。
そして続いて聞こえてきたのが、たんぽぽの「嵯峨野さやさや」だ。♪京都嵯峨野の直指庵~で始まるこの曲、なんとも耳に優しく、さわやかだった。
そして・・・おそらくは、一番有名なのが渚ゆう子の「京都慕情」だ。この曲はフォークソングではなく、ベンチャーズサウンドだが、見事に演歌している。
こうしたイメージがしみこんで、京都に対するあこがれというか、美化されたものががっつり形成されて、高校の時の修学旅行に行ったことはいうまでもない。
そして、そのイメージのまま、大学で京都に行くことも目指したのだが・・・それはかなわず・・・
社会人になり、まさか自分が京都に勤務することになるとは思わなかった。そして、それまでに構築された自分の京都のイメージは、見事に破壊されてしまった(苦笑)
冒頭の「女ひとり」の歌詞に関するコメントは、その頃に聞いたものである。やはり京都は観光に行くところで、仕事に行くところではないと・・・
もう仕事で行くことはないが、今からなら・・・か。
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