アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

裸足になりたくなる「かやの家」

2024-02-14 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

「かやの家」は疲れた時の隠れ家と書いたが、そうはいっても事前に予約はしていて、疲れることか想定されている・・・って(苦笑)

 

 お宿は、木造だが隅々まで清掃が行き届いていて、大変気持ちいい。お部屋は和洋折衷だが、室内では裸足で歩きたくなる。

 この季節でなければ、ロビーなども裸足でいきたくなる。初めてこちらに来てからかれこれ20年近くになるが、ちっとも古臭くならないのは清潔感のせいか・・・

 

 そしてこのお宿の魅力ポイントのひとつが食事だ。近頃は数少なくなった部屋食をやっていて、随時スタッフさんが運んでくれる。

 山の幸を中心にしたヘルシーなもので、一品ずつは少な目だが、品数はかなり多い。味付けも上品なもので、お腹にずっしりということはない。

 

 

 この日のヤマメもとてもおいしかったし、写真にはしていないが、汁物もよかった。写真でイメージが伝わるかだが、「しのぎ」は文字通り「一時しのぎ」のサイズだし、ローストビーフも上品だ。

 刺身の代わりに、「そばがき」が出たりと、懐石っぽいところも素敵だ。

 

 天ぷらも海老などなく、野菜のもの・・・そうそうワインは地元の白ワインで、この料理に合う。

 以前は、最後のご飯の代わりに手打ちそばをいただくことができたが、そばの職人さんが引退された由で、食べられなくなって久しい。

 

 それでもなお、最後の最後にお夜食用に小ぶりのおにぎりが出るところが、なんとも女将さんの心づかいが感じられて嬉しいポイントだ。

 お部屋食だからこそ、スタッフさんの心配りも感じられるし、もてなしの気持ち自体が、こちらのお宿の魅力である。

 

 朝食もご飯を美味しく食べるためのおかずが数多く並び・・・派手さはないが、なかなかいい・・・といいつつよくある、お腹一杯でお昼でもご飯食べられないということもない。

 このバランスの良さがさすが・・・と。

 今回はも小生は電車で行き、最寄りの駅への送迎をお願いしたが、車で来られた方は朝、車のフロントガラスが凍っていた。

 すると女将さんがお湯をお持ちになり、出発する車に掛けてガラスの氷を溶かしてくれている。そうそう、小生もそうしてもらったことがあったなあと・・・

 

 チェックアウトの際、お値段を確認するとかなりお安いことに気付いた。そういえば、お部屋にあったノートに、「もっとお値段上げてもいいですよ」という書き込みもあったが、このご時世に頑張っていらっしゃるのも素晴らしい。

 ほんとは教えたくない・・・そんな隠れ家の魅力が「かやの家」にはある。

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