最後に焼肉を？

もはや不況とか就職難とかいう台詞は当たり前を通り越していて、不況を脱したなんて言葉すら空しい今日この頃、哀しくもトホホな事件がニュースに載っていた。
仕事なく金なく「最後に焼き肉？」２３歳、無銭飲食容疑(朝日新聞) - goo ニュース

　要は、「最初から無銭飲食をするつもりだった」「という犯人が焼肉を食べまくって無銭飲食で逮捕されたという事件だ。
　このことだけならちょっと哀しい事件でおしまいというところであるが、このささやかなニュースの中に「あれれ？」というポイントがある。

　まず、この犯人「４時間かけて牛タンなど計４６９６円分を食べた」というのだが、覚悟の割に安くないか？焼肉の宴会ならごく普通の値段だ。
　しかも、ここで種目的にカルビなどでなく、牛タンとあるのはなぜ・・・もしや、一番高いメニューが牛タンだったのか？

　お昼だったので、ビールとかは飲んでいなかったとは思うが、４時間かければ相当食べられるはずだ。まずは牛タン、そしてカルビとロースを各二人前、それにハラミを二人前。
　これにキムチとサンチュをつける。安めの焼肉屋で、ひとつのメニューが５００円として、４０００円だ。ちょっと高級なところなら、８０００円コースか。


　ときにもうひとつのポイントは、この犯人「同県に本籍がある」という表記。
　個人情報の取り扱いがややこしい昨今、住所はともかくとして本籍のことを書くなんてのは普通ではない。だいたい本籍が福島にあることがこの事件にとって何か大事なポイントなのだろうか？

　そういえば、今朝のサンデーモーニングで世界陸上の男子マラソンで６位入賞した会津出身の佐藤選手を、同郷の唐橋ユミが会津弁で熱く語っていた。
　やはり本籍福島というところに思いがあるものなのだろうか・・・あっ、もちろん唐橋ユミは小生大好きなアナウンサーの一人である（爆）

　といいつつ、本籍を書く割に、犯人の名前を書いていない(汗)、このニュース。２３歳の女性とはあるんだが・・・これまた不思議な扱いだ。
　しかし、無銭飲食で逮捕され、実刑になったところで、この彼女ほどなく釈放されるはず。「最後に食べたかった・・・」というには、若い人生、この先の彼女に幸あれ(汗)
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