おそらく、今年最大の・・・いや、史上でも指折りのヒットとなった「君の名は」。あまりに評判を聞くので、遅ればせながら見に行ってきました。
テレビのCM等でさんざんご覧のことと思うので、二人の入れ替わりものの要素がある。この入れ替わりというのは、映画やドラマで過去いくども取り上げられているが・・・
ネタバレにならない程度に書くと、これまでの入れ替りとは異なる要素がからむ。ストーリーとしては、かなり複雑に縦横からんでいく。
見ていて、あれれ・・・うん、なんだ・・・これ・・・と。やがて、物語の展開は意外なところに・・・
都会に住みつつも、どこか純で不器用な男子高校生と、田舎に生まれ、様々なしがらみを断ち切りたい女子高生。
長澤まさみ(であることを後で知ったが・・・)が声優をした女性も、なかなかいい感じで二人にからんでくるし、脇役もみないい感じ。
何より絵がきれいだ。ジブリ作品のそれとは違うが、実写と見まがう感じのキメの細かい風景画像が作品に奥行を与えている。
女子高生の住んでいた町、糸守は架空の地名だが、どうして糸守なのか、そしてそこでは、「かはたれ時」のことを「かたわれ時」と呼んでいたこと・・・
それらのほんわかした疑問がクライマックスに向かって一気にまとまっていく。その他の象徴的なシーンが、映画を通じててんこ盛りであった。
何度も見たという人も多いらしく、たくさんの象徴シーンを解き起こしているサイトもあった。そうした映画の深さは小生にもわかった。
ただ、個人的な見解だが、テレビ等で聞く「大感動」という風には思わなかった。いいお話ではあるが、号泣とはいかなかった。
この辺は、感じ方の要素があるのでご勘弁いただこう。
ちなみにトップ写真は、公式ページの写真だが・・・このシーンは、記憶にない。あれれ・・・と思ったら、公式ページ用の絵だという。実際の映画の中では・・・こちらは記憶にある。そして、ほっこりしながら、涙腺が緩みかかったシーンのひとつだった。
いい人情噺を聞いた・・・そんな後味だったことを記しておきたい。
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