着物観戦には特典を！貴乃花ナイス提案

前回の相撲協会の理事選では、前代未聞の選挙戦となるキッカケを作り、古手の師匠連中から総スカンを食った？なんて言われていた貴乃花だが、今回の選挙戦を経て、ポスト北の湖は貴乃花？そんな空気すら醸成されてきたようだ。

　確か、前回の選挙戦の時には元力士の竜虎や張本某までもが、「当選するわけがない」とか「掟破りだ！けしからん」とかざんざん言っていたのだが・・・(汗)
　その貴乃花が春場所部長として、早速提案したのがこちらのニュース。要は「着物姿で観戦のお客さまに何か特典を」というもの。

　貴乃花親方が春場所「満員御礼」プラン(サンケイスポーツ) - goo ニュース


　いいじゃないか、この提案。館内に着物姿が多くなれば、場内も華やぐ。当然テレビ画面も華やぐから、相乗効果で観客の動員も・・・なんて。
　小生、いろんな落語会に通っているが最近は着物姿で見にきているお客さんも多い。池袋演芸場などは、こちらにあるように着物割引まで実施している。

　その他の会でも、着物で来場のお客さんにはプレゼントを用意したりなんてこともある。まさか、貴乃花が落語会をヒントにして・・・なんてことはないと思うが(苦笑)
　非難を承知で書くと、相撲協会ほど新しい仕組みに対してネガティブな組織は珍しく、歌舞伎や落語が、伝統を意識しながらも新しいものを取り入れていくのと好対照だ。

　ともあれ、この着物イベント、季節に合わせていろいろ変化してみてはどうだろう。夏場所なら、ハワイアンキャンペーンとしてアロハやムームーのお客さんに特典とか。
　場所のうちの週末をモンゴルデーと銘打ち、モンゴルの観光協会とタイアップして来場者に抽選でモンゴル旅行やモンゴル出身力士の手形が当たるとか。

　とにかくお客さんが増えないことには始まらないわけで、土俵入りなんかもショーアップするとか、やってみてはどうだ。
　そうだ、かつての漫画にあったが、覆面力士なんてのもいいじゃないか。ついでにヒール(悪役)力士を設定して、まわしから凶器を出すとか(おいおい)

　やがて、「どうせショーだから八百長だよな」なんていわれ・・・って、それじゃあシャレにならねえよ(爆)
　冗談はともかく、升席のあり方とか茶屋制度とか、まだまだ敷居の高いところは多い。これらの思い切った見直しによって、より身近な興行のあり方を進めていってほしいものだ。