以前の記事でも紹介しているが、小生刑事モノとしてではなく、人間ドラマとしての「捜査一課長」が好きだ。毎回繰り返されるワンパターンのお約束ごとが多く、さながら水戸黄門みたいなところもあるが・・・
オヤジ世代には、このお約束事にある種安心したりする。ということで、木曜日の20時はこちら・・・と思っているが、この時間はヨガのレッスンですべては見られない。
よって後で録画を見るということになるのだが、ゴールデンウイークの最中の回は生で見られた。で・・・続けて波瑠と鈴木京香の「未解決の女」を見てハマッてしまった。
このドラマは警視庁の窓際部署である、未解決事件文書の保管係にいる波瑠と鈴木京香が、同じ部署の高田純次や遠藤憲一らと事件解決に奮闘するもの。ある種、女性版の「相棒」みたいにも・・・
5月3日の回では、吉田栄作演じる大学教授と福原遥演じる女子大生の事件だった。そのキーになったのが百人一首というのが小生のツボにハマッた。
福原遥から吉田栄作に式子内親王の歌が渡されるシーンなんざぁ、もうたまらなかったぞ。「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば しのぶることのよわりもぞする」という・・・
百人一首の選者でもあり、式子内親王との道ならぬ恋に落ちていたという噂もある藤原定家に宛てた歌とも言われている。
個人的には百人一首の中でも一番好きな歌のひとつだ。この歌をあえて選んだところに定家との関係や定家の思いが想像される。
藤原定家の方もテイカカズラという植物に名を残して・・・っと、いかんいかん、このエピソードになるとついつい・・・で、この話はまた別にしよう。
この女子大生への返歌として吉田栄作は、「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」を返す。
他の女子大生からは、キモいとか言われているこの先生に、思いを寄せる福原遥は恋愛関係のもつれから駅で刺殺される。
刺されたときに散乱した百人一首の札から、福原遥は「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」を握ったまま亡くなる。
くうーっ、こりゃまたたまらん・・・切なすぎるぞ。これだけでもかつて文学青年だった小生にはツボにハマりすぎだ。
ときにこの大学教授役なんともうだつの上がらない初老の先生という佇まいで、後でテロップを見るまで吉田栄作だと気づかなかった。
あの二枚目もそんな年齢になったのか・・・と。ときに福原遥って、初めて意識して見たが、「まいんちゃん」と呼ばれているそうな。
何で? と思ったら、かつて彼女は子役時代に「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん」という番組でまいんちゃんの役を演じていたという。
ということは、以前記事にしたEテレの番組の中のひとつ「キッチン戦隊クックルン」の先輩ということになる。
待てよ、その記事ではクックルンのアオイちゃんとか天才てれびくんの原田は将来アイドルになることを予想しているが、リアルにこういうのを見ていると近い将来実現しそうだ。
むむ、アオイちゃんとかがいずれこうした番組で見られたら・・・またきっと記事にするんだろうなあ・・・って、懲りない奴(爆)
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