アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

紺屋の白袴

2009-12-19 09:06:09 | つれづれ
「医者の不養生」、「紺屋の白袴」といった台詞が思わず浮かんでしまった。まずは、そんな事件のニュースをご覧いただこう・・・

 「超」記憶法の著者「収入記憶できず」脱税(読売新聞) - goo ニュース

 要は、世界最速の「超」記憶法の著者が、約4378万円を脱税したとして、鳥取地検に起訴されたというのだが、問題なのは、その対応だ。
 津川社長は、「記憶法の本が爆発的に売れて通信教育の受講者も殺到し、収入が記憶できる状況でなくなった。脱税の意図はなかった」と話しているという。

 フハハハハ、そりゃあいくらなんでも苦しい言い訳だろって・・・まあ、いいや百歩譲って、脱税の意図はなかったということを信じよう。
 だが、その結果、まさに紺屋の白袴状態で、っていうかむしろ商品自体の信頼を根底から崩すことになったとしか思えないぞ。

 うーむ、このニュースをどのくらいの人が見たかわからんが、場合によっては読み終えた人から、「効果ないのが立証されたので、返品したい」なんて輩も出るかも。
 まさに寅さんでいうところの「それを言っちゃあおしめえよ」である。待てよ、このまんま終わったんではいけない、きっと反論してくるぞ。

 「効果には個人差があります」とか「使用後の個人の感想です」とか、どこかで聞いたようなコメントが出てきたりとか。
 って、そもそも個人差があるといっても、社長には効果のない商品を、社長自身が売っている会社ってダメだろって・・・ああ、超記憶法の明日は暗い。

 せめて「担当者が不在なので今はコメントできない。ただ、担当者は超記憶法をマスターしておらず、処理仕切れなかった可能性が高い」くらいにしておけばよかったのに・・・
 ハッ、もしかしてこの社長、この後におよんでウケ狙いだったとか・・・なるほど超記憶法で入試は合格しても、ギャグはすべりまくったというわけか(苦笑)

 わかるなあ・・・って、いかに自分が普段すべりまくっているかが判明したりして(爆)
 ときに「紺屋」を「こんや」と読んでいた人、正直に手を上げて・・・(爆)
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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従業員4人の会社で約4378万円を脱税できるものですね。 (虎波男女子★彡(こなみみなこ))
2009-12-20 15:01:28
 当該の会社は“つがわ式株式会社”ですが、従業員数4人で株式会社にできるものなんですね。
http://www.k2.dion.ne.jp/~tsugawa/gakuinannai.htm

 本社は東京都豊島区のサンシャイン60の45階だそうですが、鳥取地検が捜査したってことは実際は米子が本社のようですね。

 設立が平成19年5月で、従業員数の表示が2007年12月現在というのもバラバラですね。

 そもそも会社には経理のお仕事があると思うのですが、全て記憶で済ませていたんでしょうかね。

>ときに「紺屋」を「こんや」と読んでいた人、正直に手を上げて・・・(爆)

 こうやって読む場合もあるんですね。紺屋の白袴の場合は「こうやのしろばかま」が正解だったとは知りませんでした。
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確かに・・・ ()
2009-12-21 09:12:46
設立が平成で従業員数が2007年って、めちゃくちゃですなあ。

まあ無理やり出資者とか募って、会社組織にしたのが見え見えですが、経理のスタッフもいなかったのでしょう(汗)
それにしても、この脱税額はスゴイ!

ちなみにみなこさん、江戸落語の名作に「紺屋高尾」というのがあるので、江戸の落語好きは普通に「こうや」と読む習慣があります。
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