アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

王楽にぎわい道場

2011-02-17 06:27:56 | 落語
先日、ひいきの王楽の、「にぎわい道場」と称する会がにぎわい座で行われたので出かけてきた。いつもはにぎわい座の地下の小ホールだが、この日は二十回記念ということで、大ホールでの会であった。

 しかもゲストに小朝が登場ということで、当然場内は満員御礼。まずは、開口一番王楽の弟弟子のきつつきが登場。
 初めて見たが、妙に笑える雰囲気がある。「熊の皮」というネタだった。正統派という感じではないが、ファンは増えそうだ。

 さて、お待ちかね王楽の登場、小朝にお世話になっていることに触れつつ、兄弟子上楽のマクラ・・・とくれば、吉原ネタだ。
 ということで、「三枚起請」だった。一緒に行った人に聞かれたのが、「キショウ」という言葉の字と意味だったが、確かにWORDでは変換できなかった(汗)

 しっかり楽しんでから仲入り。そしてゲストの小朝の登場である。相変わらずオシャレな高座着。ネタは「池田屋」であった。
 語り口の滑らかさといい、形のきれいさといい、さすがであり、一緒に行った人もうなっていたし、場内も完全に引き込まれていた。

 さて、トリの王楽の登場。何をやるのかなあと思いつつ、マクラで士農工商の話が出たところでもしかしたら・・・と思っていたら、やはり「錦木検校」こと「三味線栗毛」であった。先日喬太郎で聞いたネタである。
 仕立てはやや喬太郎と異なっていた。どうやら喜多八から教わったらしい。

 喬太郎のそれは、錦木が最後の力を振り絞って酒井雅楽頭に会いに行くのに対し、こちらはその辺はあっさりと終わっていた。
 喬太郎流は、最後の酒井雅楽頭とのやりとりにエネルギーが注がれていたが、重い感じもあったので、この王楽の仕立ても悪くなかったかなと。

 結果的には、後半の二席は地噺のような形になったが、小朝も王楽も地噺がいいなあと再認識。そうそう、小朝がマクラで一之輔の話をしていた。小朝なりに、王楽と一之輔が次世代を担うんだぞ・・・という励ましのメッセージに聞こえた。
 この日も、大満足の会であった。
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2 コメント

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Unknown (通りすがりのモノですが・・・)
2011-02-18 11:58:43
池田屋じゃなかったっけ?
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ありがとうございます ()
2011-02-18 12:21:02
完全に小生の誤植です。なんで?というミスでした。ありがとうございます。
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