アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

前進座で三人寄席

2012-02-27 06:00:35 | 落語
吉祥寺の前進座では時々落語会が開催される。また、なかなかその番組がいい感じなので、よく見に行く。今回2月26日も三人寄席と称する会があったので出かけてきた。

 まずは前座、志ん輔の弟子とおぼしき半輔というのが出てきた。ネタは「初天神」だった。声がよく出ていて、なかなかよい。2010年の入門という。
 そして、志ん橋の弟子の志ん八が出てくる。初めて聞いたが、地味ながら悪くはない。調べたら志ん五が早世したため、志ん橋の門下に入っているという。


 ネタは「たらちね」だった。ときに、たらちねって、最近サゲまでやっているのを聞いたことないなあ・・・まあ、わかりにくくなっているのは事実だが。
 というところで、三人のうちの一人目、扇遊が登場。これまた噺家らしい噺家だ。それにしても入船亭って、なんとなくみんなまともな噺家になっている感じがする。

 始めたネタは「夢の酒」。うーん、割と珍しいが個人的には好きな噺である。久しぶりに聞いたが、本寸法でぶれない感じって、お気に入りだ。
 そして二人目は志ん輔だ。何をやるのかなあ・・・と思っていたら、おお・・・「子別れ」の下だ。どんなアレンジになるんだろう。

 と思っていたら、子供がいい意味でこまっしゃくれていて、明るい。ともすれば重くなってしまうこの噺を軽妙な感じを出しつつ仕上げてくれた。
 さすが志ん輔。このフラは、いかにも・・・ならではという感じ。で、中入りに突入。いやいや充実したメニューである。

 中入り後は、ヒザということで漫才のホンキートンクが登場。初めて見たが、セントルイスの最後の弟子という。ちなみにコンビ名は、安居酒屋という意味だとか。
 テンポもいいが、古典的な展開を基本としていて、安心して聞けるのは小生がオヤジだからか。好きだなあ・・・こういうコンビ。

 そしてトリは市馬の登場。例によって安心して聞ける・・・と思っていたら「二番煎じ」を始めた。あちゃー、この冬三回目だよ・・・
 とはいえ、さすがに市馬。お客さんの心もバッチリ引きこみ、しっかりとサゲに・・・

 満足満足で、会場を後にした。さあ、吉祥寺でディナーだぞ・・・
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