例によって、例のごとく月曜日になるとテレビでは世論調査なるものが流される。本日NHKで発表されたものでは、内閣支持率は51%と相変わらずだ。
国会軽視どころか、国会も国民もなめきっているようなメチャクチャな国会運営に加え、景気回復の実感のまるでない経済状況、どうしてこんなに支持率が高いのかわからないが・・・その理由の最大のものが「ほかより良さそう」というのは何とも・・・だ。
依然として、「民主党よりまし」とか思ってるとしたらこの国は終わっている。
民主党政権時代に、GWの閣僚の外遊をリスク管理上問題だとさんざん批判しつつ、首相自身を含め、今年のGWの外遊はすごかった。
ちょっと待て・・・あれだけ、今にも北朝鮮がミサイルを打ってくるぞとばかりに、危機は新しい段階だのヘチマだと言っていたのは誰だっけ。
ロシアとかイギリスに行く緊急性などないはずだし、外遊後は別荘でゴルフ三昧・・・とても危機がそこにあるとは思えない。
とか思っていたら、こんな記事が目に留まった。「安倍首相はもはや撃つ撃つ詐欺」というもので、激しく同意したい。
具体的な事実として、5月14日のミサイル発射を受けての動向が記されている。自宅を出たのはミサイル発射から1時間も経った午前6時半。その後、国家安全保障会議(NSC)に出席したものの、昼前には官邸を出て自宅にさっさと帰ってしまったという。
まさか、「自宅は奥多摩より近い」なんてバカなこと言ってないよなあ・・・(苦笑)
さらに4月16日の日曜日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した時、官邸にも出向かず、自宅で過ごしていた。その後、都内の高級ホテル内のフィットネスクラブで汗を流し、そのまま絵画鑑賞という・・・
この一連の状況から見れば、我々には危機を訴えながら、実はそんなものはないということではないかと・・・
今回、いつものように記者会見でしゃべっているのを見て思ったことが二つ。この会見って、毎回おんなじものを使いまわして映像で流してもまったく誰も気が付かないのではと。
そしてもうひとつ、「ミサイル発射を受けて、北朝鮮に断固抗議する」と言っているが、誰に抗議しているのだろう・・・と。
日本には北朝鮮の大使館はない。だとしたら正式なルートで抗議申し入れはできないわけで、朝鮮総連に申し入れたところで・・・だろう。
だとしたら、国連を通じてとかになるわけで、毎回のように勇ましく言っている割にはその内容の薄さも相変わらずだ。個人的にそらぞらしく聞こえるのが、「米韓と緊密に連携して」ということば。連携は必要だが、具体的に日本がその中で何をやっているのだろうと・・・
毎回のミサイル情報も韓国や米軍の情報によって知らされているかの様子だし、本気で危機があるのか気になるところだ。
ただ、間違いないのは、この危機をあおるやり方は支持率確保には有効だということだろう・・・ああ・・・
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