かど半旅館は、価格も安く温泉もいい・・・が、誰にもお勧めとはいいにくい。最初にネガティブな要素を列記しておこう。
部屋にトイレがない・・・今回宿泊した部屋はいい部屋だったので、部屋専用のトイレが外にあったが、部屋にトイレのあるところはない。
鍵がかからない。部屋タイプにもよるが、スタンダードの部屋はドアがなくスリッパを廊下に置き入る。ドアがある部屋も外鍵はない。クーラーがない・・・この季節はまだしも真夏はつらい。
大湯は混浴が基本~女性専用タイムはあるが、大湯以外は狭い。駐車場も入れにくい。といったところだろうか。
そうそう、国道から約1km入るだけだが、LINEMOのSIMは見事に圏外だった。Docomoはさすがにつながったが・・・びつくりしたのは楽天がパートナー回線でなく、本体の回線でつながったこと。
この結果、楽天モバイル0円運用廃止後の対応に変更をきたすことになった・・・詳しくは後日。
逆にいいところは、三大美人の湯を謳う温泉の泉質は抜群。そして部屋数も少なく、のんびり静かに過ごすにはいい。
料理も手作り感のある素朴なもので、都会人が田舎に帰ったような気分になると言われるのもわかる。
おっきりこみやイワナの塩焼きは、抜群に美味しかった。逆にいえば、目を奪うような演出もないし、別注料理など頼めるといいのだが・・・
前回来たときの記事で、純粋に温泉を楽しむ人にはお勧めと記したが、この感覚は今回も同じだった。
都心からの距離も近く、料金も安い。気軽に来れるといえば、その通りだが、少なくともエルメスと来れるようなところではない。
今回は7組のお客さまがいらしていたが、比較的高齢なお客さまが多かった。お宿自体が超レトロなのでそれもわかる。
お風呂で若いカップルとご一緒したと前稿で記したが、その方が唯一若い方だった様子。そう、食事も広間で一堂に会してなのでそういったことも自然とわかったりする。
逆にお忍びでくるには絶対向かない・・・そんなお宿である。
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