アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第七回ザ・菊之丞

2014-09-20 06:00:05 | 落語
小生のお気に入りの噺家さんの一人に菊之丞がいる。これまでも何度も紹介しているが、ザ・菊之丞を主催している席亭さんから案内をもらい、ソッコーで予約していた。

 今回は三連休の中日、塩原から帰ってきてからの夜なので、なかなか慌ただしいが、ポコポコ会場へ・・・
 ついてみると、なんと最前列という抜群の席。こりゃあ贅沢だ。ということで、開演を待つ。周りを見たら、けっこういろんな会で見かける通の方が・・・


 さて、開口一番は花緑の弟子のフラワーが登場。この秋に二ツ目になるという。始めたネタは「出来心」であった。
 これからの若手には、どんどん頑張ってほしいものである。というところで、菊之丞の一席目である。いつもながら、元禄花見踊りを聞くと菊之丞に合ってるなあと。

 始めたネタは「寝床」であった。直前、小んぶのそれを聞いたばかりであるが、菊之丞のそれはやはり菊之丞らしいもの。
 サゲまでキッチリやってくれて、なかなか嬉しかった。いつもながら、天狗連で演る側でもある小生には身に染みる噺だ。

 さて、ここで中入りとなったんだが、寝床の中で一之輔がケガをしたようなことを言っていたのが気になるなあ・・・
 と、再開後一之輔が登場と思いきや、見台とともに座布団の上にまくらみたいなのも・・・あれれ、なんだこれ・・・

 聞くと、一之輔はジムでケガをしたということで、正座ができないという。あぐらで袴姿で話しはじめた。
 始めたネタは「ふだんの袴」だ。比較的珍しい噺だが、一之輔らしいアレンジが随所にちりばめられていて、くすぐられてしまった。

 そして続いてトリの菊之丞。事前に聞いていたネタ「淀五郎」を始めた。例によって芝居廻しのうまさや、形のきれいさが際立ち、ならではの噺になっている。
 聞いていると、いい噺だよなあ・・・と思い、自分でも演りたくなってしまうが、次の瞬間、素人が半端な気分でやれるような噺ではないと気付かされる。

 サゲもキッチリ決まって大団円。この日の菊之丞も絶品であった。やはりいい噺家である。

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