先日、空也上人と六波羅蜜寺展の話題を取り上げたが、空也上人は浄土宗の僧侶で・・・というところで思い出したのが鎌倉仏教。
高校時代に、浄土放念(法然)、真宗知らん(親鸞)、一辺(一遍)自習(時宗)し、日蓮ほっとけ(法華)なんて語呂合わせで覚えた。
そんなことでさらに思い出したのが、京都にある法然院のことだった。京都に数多くあるメジャーな名所に対し、比較的マイナーな存在かと思うが、個人的には印象深いところだった。
キッカケは高校の時の修学旅行、自由行動でチーム単位でコースを策定するもので、我々は東山を北から南へ歩くコースを策定した。
小生の主張で、詩仙堂からスタートし、慈照寺(銀閣)から哲学の道を進む。そこで最初に訪れたのが法然院だった。
メジャーな名所ではないため、案内看板などもなく、道を行く人にこの辺ですか? と尋ねたことを覚えている。
法然院に到着し、そのひっそりとした佇まいに感動したのを覚えている。季節は紅葉にもう少しというところ(ちょうど上写真のような)だったが、それでも盛りの頃はさぞや・・・と思わせてくれた。
今回の記事をしたためるにあたり、検索したところ四季を感じさせてくれる写真が見つかった。
記憶では本堂の拝観はできず、庭園を見て回るだけだったが、それもまたよかった。調べてみたら、こちらは法然の名前こそあるが、法然が念仏道場としていた草庵のあった地に、江戸時代に寺として創建されたものと。
とはいえ、ここから浄土宗が起こり、やがて日本最大の宗派である浄土真宗が生まれていったわけで、そう思うと感慨深いものがあった。
社会人になって、京都勤務時代にも何度か訪れたが、基本的な佇まいは変わらなかったのが嬉しい・・・
ちなみに、修学旅行ではここから若王子神社、永観堂を経て、南禅寺の金地院、南禅寺と進んでいった。
その中で、今でも一番印象に残っているのが法然院だったのはなぜかしらん・・・あっ、もう一か所記憶に残っているのは昼食を食べたところだった(苦笑)
当時はナビなんてものもなく、あっちこっち迷ったりして苦労したが、昼食の親子丼(といいつつ限りなく玉子丼)の記憶は強烈だったなあ・・・
こんなことを思い出すようでは、小生もそろそろおしまいかも(苦笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます