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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

LINNの『aja』とは初耳

2010-09-22 17:06:06 | ●Audio&Visual
 新宿ディスクユニオン本館で、「高音質アナログ盤」に特化したセールがある。しかもそこに、英国LINNのどレアな『aja』(たしか1万6800円也)がお目見えする予定。と巨匠から聞いて絶句したのが前項の井戸端会議の時。9月20日の朝10時に整理券が出て、11時にオープン。夕方、目黒のブルースアレイで取材があるからちょうどいいかと勇んだものの、そこまでの間がボコっと大きく中抜けになるうえ、整理券行列に参加したところで、手の早いのに先を越されたらおしまいだ。というのであっさりヤメ。フラっと始めたSHM仕様SA-CDの解説原稿が、昼前から調子を上げたせいもあるが。『ミーツ・ザ・リズム・セクション/アート・ペッパー』。傑作の誉れ高き逸品には、もはや考え過ぎは失礼に当たる、とかいうノリで。
 その翌の昨日、ユニオンの在庫検索を当たると、LINN盤がなくなっているのは当たり前。が、MFSLのゴールドCDをリストに見つけ、お茶の水店に取り置き依頼。ぶり返した猛暑の中を往復した。音調が同社のアナログ盤とそっくりで、これは大当たりだ。という以上に感激したのは、僕には初体験となるプラケースの構造。これが初めてのMFSL-CDになったこともお含み置きいただいたうえで、これはイイ。見開きプラケースをフルオープンにした時だけ、センターを押さずにディスクが取り出せ、ちょっとたたむとセンターがディスクを食い止めて離さない。僕には今まででいちばんディスク・コンシャスなプラケの巻ということで、『aja』から抜ける日はいつのことになるやら。