毎日新聞の月評「私の3枚」が、今日の夕刊から「特選盤」の題で模様替えし、ジャケット写真が入るようになった。その代わり、基本的に1本(枚)勝負になるので、責任重大もいいところ。しかし一方、こうなりゃ趣味性を遠慮なしに押し出させて頂くほかない、とも。それを今回は、『ソングズ・イン・マイ・ライフ・タイム/中村健吾』(フィフティ・ファイヴ・レコーズ/トップ写真)で。いいのは人柄が弾んでいることで、そこのところを「音楽の中で顔が利くようになった」とか書いたが、毎度ながら、後になると何ひとつして「コレで良かったのだ」と行かないところが、こちらの弾みになるって勝手な話か。さて今日は、1枚もリッピングせず夜半になったのが気持ち悪いので、ジョン・アバークロンビー・フォルダーの準備を始めた。