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寝込むほどではないぐずぐず風邪は本当に始末悪い。人混みに飛び出す勇気がわかない代わりに、普段はあまりやりたくない、ちまちましたことに関心が飛んだりして大変。そこで、Kontrapunkt-bのカンチレバーを折ってから代用してきたSPU-GTに、しばしお引き取り頂こうと、だいぶ前にJICO針を仕入れておいたSHURE V-15 TYPE4に交換。もっこりとファットなSPUの次にこれでは世界豹変ながら、なぜかどこか懐かしく頼もしいのは、この音が経験則を育んでくれたからかも知れない。「SPU-GTをリファレンスにするなんてとんでもないですよ」とは、人気オーディオ・ライターのITさん。久しぶりに再会したはじめはキツいことをあまり言わなかったのが、だんだん来るのがイイ。聞きたいのは、普段、原稿にできないことだからね。しかしコレ、オルトフォンのMM、2M-Blackに比べ潤いはガタ落ち、SPUに比べれば超ドライとか何だかんだあるのに、いやそれだけに、次へ次へと止めどない。しばらくはこれでやってみようと思う。
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