翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

二つの近江八景 (三菱東京UFJ銀行貨幣資料館)

2014年01月11日 | 美術(その他展覧会含む)

 広重の版画展であるが、今回は東海道ではなく、近江八景。38歳の時の横大判錦絵と61歳の時の竪大判錦絵の2種類の両方が展示されていました。パンフの絵は両方とも「堅田落雁」。竪判の方がモチーフがより前面にあって、遠近感が強く出ているようです。横判と竪判を並べて展示してあり、見比べができるようになっていました。

 併せて、隅田川八景と富士三十六景のうち10点の展示がありました。富士三十六景、今回は今の東京都と千葉県からの眺めのもので、暮れに、新幹線に乗った折、品川を出て直ぐに目に入った富士山を思い出します。昔は、もっと良く遠くから見えていたのだと。