翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

シャガール展 ー 三次元の世界 (名古屋市美術館)

2018年02月01日 | 美術(その他展覧会含む)

 今にも降り出しそうな曇りの空模様でしたが、あまり寒くはありません。そんな中、市美術館へタイトルの展覧会を家内と見に行ってきました。

 シャガールといえば恋人同士が一体になって空中を舞っている絵を思い出しますが、今回の展示の最初もパンフ(左)に使われている「誕生日」でした。解説によれば、今回展示してある「誕生日」はシャガール自身による模写であり、NY近代美術館にある原画(1915年)から細部にわたり正確に模写(1923年)されたものだそうです。そして傍らにはそれを大理石の彫刻で作ったものが展示してありました。

 今回の展覧会は、基になった絵と彫刻が同時に見ることができるという内容で、絵(一次元)と彫刻(三次元)が並んだ展覧会でした。また、エッチングや版画、陶器などもありました。彫刻などのための下絵も展示してあり、「彫刻家シャガール」の一面も見ることもできる展覧会でした。

 彫刻の材料は、石膏、テラコッタ、大理石、陶器などいろいろ使われており、約150点とたくさんの作品を見ることができました。鑑賞時間はそれなりにかかり見終わると少々疲れが残りました。