多分、アニメ映画のファンならば良くご存じの方だと思います。私は、題名を聞けばTVで見たことがある映画かな?というレベルです。でも、パンフを見ると、原画をぜひ見てみたいという衝動にかられて行って来ました。
初めの解説で、五島列島に生まれて、大垣で高校時代を過ごしたという事が紹介してあり、身近でこんな人が育ったんだと思いました。建築の勉強をしたことが、遠近の表現に生かされているのかなと思いました。しかし、2023年8月に70歳でお亡くなりになっているのが残念です。
サイズは思ったより小さくて、A4かA3位でした。しかし細部まで細かく、まるで写真のようにきれいに画かれた絵(イラストと云うべきか)でした。映画になった時のことを考えてここまで表現できるのはすごいことだと思います。近年アニメ映画の製作法もデジタル化しているらしいのですが、背景はやっぱりこうした細部まで表現された原画が要るのだろうと思いますが、どうなっていくのでしょうか?
帰りのバス停で待っているとき前を見ると、大通りの常緑樹の木々が鬱蒼と茂っているのに気づきました。今見て来た背景画には及びませんが、都会の中にも幽玄を一瞬感じさせてくれるときがあります。森の中の舟形の金属製のものは、市が戦災復興事業を終えた記念のモニュメントです。