今年の夏はどうなっているのか?と思わせるような梅雨明けが遅れて雨の多い月でした。したがって調査も行く機会に恵まれず、中頃に1回行きましたが、これも途中で小雨になってしまい19日に改めて出かけました。
鳥の方も長梅雨にどこかへ避難してしまったのか7種類と少ししか会うことが出来ませんでした。まぁここの夏場はぐっと少なくなるのが常でしたが、遅れてくる夏鳥(メボソムシクイなど)に会えることを期待していたのにちょっとがっかりな結果でした。
19日に出かけたとき境内の井戸の前に床几が並べてあり、何か行事がある気配でした。今年は新型コロナウイルスの影響でほとんどの行事がパスされていたのですが、少し収まってきたので実施に踏み切ったようです。床几の間隔は広く、少人数での実施をうかがわせました。
本殿前に掲げてある行事予定表を見てみると、「御井社祭 土用入の日 午前11時」としてありました。旧暦には詳しくありませんが、土用の丑の日が近いことは新聞折り込みに蒲焼きの広告が多いので、このお祭りに間違いないようです。折角なので時間までねばって少し覗いて行くことにしました。
時間になると参拝者が着席し、神主さんが井戸のあるお社の中で祝詞を上げ祭事が始まりました。建物の中、右寄りに白い装束の神主さんがいます。いつもはいない巫女さんの姿もありました。
祝詞奏上が終わった後、巫女さんが参拝の子供達に鈴を振ってお祓いをしてくれました。お母さんに抱っこされた子供達の神妙な姿が微笑ましく見えました。
鳥の方の収穫はありませんでしたが、偶然見ることができた神事がラッキーでした。