近頃どうも、あれっと思うことが多くなったような気がする。
日本社会の「本音と建前」が崩れてきたのが、その理由の一つかもしれない。
例えば、「年寄りは集団切腹」発言。
年寄りが言うならまだしも、比較的若い人が言ってしまう。
言うべきではない側が、本音を言ってしまう。
これじゃあ、うまくいかんわな。
つまらないものですが(割といいもんだぞと思っている)と言って、土産物を渡す。
それを、(ホントにつまらんもんだと思いながら)結構なものをいただきましてと言って受け取る。
これが日本社会の基本。
それが崩れてきている。
話は少し変わるが、最近「0歳選挙権」なんて言われているらしい。
少子高齢化のため、0歳から投票権を与え、保護者が代行するんだと。
役立たずの年金爺がのさばっているからおかしな政治になっている、と言いたいのだろう。
しかし、政治的な「意思」というのは個人的なものではなく、社会全体のことを考えているはずなんだが。
政治的活動に限らず、学校や会社、家族であっても、全体のことを考えて行動した方が、結局は自分が居やすい環境になる。だから、投票する人が、自分達の世代のことしか考えていない、なんてことはないんだけどねぇ。確かに若者は不満を持ってるわなぁ。収入は多くなく、年金もどうなるかわからない。元々、若者は年寄りに対してよくは思っていない。(これは、学校の先生なんかも同じ。何で金持ちに矛先は向かわないんだろ?)オラなんか、高度経済成長を支えた年寄りが年金もらってもいいのかな、と思ってたろも。
問題は、もっと違うとこにあると思うんだけどねぇ。
それが巧妙に隠され、分断され、対立させられている。
本当は、金持ち達だけがいい思いをする社会システムが問題。
格差の少ない社会を築くのは、さほど難しくないような気がするんだが。
ガンガン競争して金持ちになりたい一部の人達がいてもいいですよ。だけど、そこそこの生活でいいやという大多数の人達がいがみ合わずに暮らせる社会は来ないもんかねぇ。(まあ、大衆を支配するためにわざと分断しているんだけど)
そりゃあ、オラ達年寄りは邪魔ですよ。
が、それとどうやって共存するかを考えるのが人間「社会」。
やがては皆、年を取るんだから。
日本の、昔からの知恵を忘れちゃいかんよ。
年寄りとの共存。例えば、年寄りと保育園をミックスさせる。資格とかいろいろと面倒なんだろうけど、実現できんもんかね~。老人ホームと保育園をくっつけるだけなんだけどね。